みすゞかる 信州の釣り人

体重0.14tの釣り師ですので目立つのが悩みです。 今までは写真を撮って釣行日誌としてましたが今後はブログとして趣味の歴史探索や刀剣も含めて綴ってみます。

2023-01-01から1年間の記事一覧

別系統の神器 十種神宝 3

今週は神武東征の最終回で天神御祖(あまつかみみおや)から十種神宝を授けられた饒速日命が登場します。饒速日命の登場シーンはとにかく少ないのですが、記紀にはハッキリと神武天皇より前に天降っていた天孫族として記述があるのです。つまり天孫はニ系統…

別系統の神器 十種神宝 2

十種神宝の話までなかなか行き着けないのですが、今週も神武東征の話となります。此の話からでないと流れが分からず、其の後に続く物部連の話なども単発で書くと全くチンブンカンプンなモノになってしまうのです。どうかお許しください。 東征軍が安芸に立ち…

別系統の神器 十種神宝 1

世界最古の歴史を有する日本の皇室には、ご存知の通り三種の神器が伝わっております。一つめとして天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)がございます。此の剣は素戔嗚尊が手名椎と足名椎(テナヅチとアシナヅチ)が醸した強い酒を飲み切って泥酔した八岐大蛇を退…

刀の鋒(きっさき)について

趣味の話で恐縮ですが、本日は刀の鋒(切先)についてご案内させて頂きます。刀を鑑賞していると、刀身に備わる全ての線と刀身のあらゆる面の終着点は鋒の先端になります。つまり『鋒』こそが『刀の顔』であると古い刀剣の本にありますが、実に肯定出来る話だ…

象山神社へ参拝

先週は少し言葉が過ぎました。ご気分を悪くされた方々にお詫び申し上げます。さて今回も松代訪問時の話です。松代は色々な観光名所が点在しており、今回は佐久間象山先生をお祀りする象山神社のご案内です。ご存知の様に象山先生の門下には明治維新の功労者…

大東亜戦争の遺構 松代大本営跡 2

今週も引き続き松代大本営のご案内です。今回は遺構の中について分かる範囲で綴りたいと思います。象山神社のパーキングの車を置き、象山地下壕までは徒歩で7分〜8分くらいの距離です。 道路はかつて武家屋敷も点在した由緒正しい道です。向かって右側の水路…

大東亜戦争の遺構 松代大本営跡 1

大東亜戦争末期に極秘裏に進められ、驚くような巨費と多大な労力を注ぎ込んで造られた日本最大規模の戦争遺構が真田十万石の城下町にございます。なんと日本の行く先を決める大本営を丸ごと移動させる計画でした。後で説明致しますが、移動する予定だったの…

更級の山でキノコ採り

11月の三連休で長女と更級の実家に行ってまいりました。キノコ採りが大好きな母親を連れて山に行く事が目的の一つですが、採れたキノコが食用かどうかを迷う時に母親の品定めは間違った事が無いのです。母親は北佐久郡立科町生まれで有り、キノコ採り歴が半…

夏の思い出 国宝仁科神明宮  4

今回も仁科神明宮宝物館所蔵の品を御紹介させて頂きます。まずは残りの刀剣類からとなります。 載せ忘れましたが、神域を囲む山々は郷土環境保全地域に指定されております。 面白いものに地元の大庄屋を務めていた西澤家からの奉納された短刀が有りました。…

夏の思い出 仁科神明宮  3

一通り参拝が終わりました。最後に妹夫婦は社務所で御朱印を依頼し、娘達と母は御守りを授かっておりました。私は社務所の方に宝物館に入館したい旨を伝え、普段は鍵が掛かっている宝物館に入らせて頂く事になりました。『少しお待ち下さい』との事なので、…

夏の思い出  国宝仁科神明宮 2

前回は大町市(王町市)に鎮座する国宝仁科神明宮について綴らせて頂きました。今回は2回目になりますので神域を順にご案内致します。 何処からか桃色昼咲月見草の種子が運ばれて来たのと思われます。十文字が出る珍しい花です。 入って左に曲がる角に手水舎雅…

夏の思い出 国宝仁科神明宮 1

今回は今年の8月に家族で訪れた国宝仁科神明宮をご案内致します。此の社は信濃国仁科の地に鎮座する日本最古の神明造りの社殿を持つ古い社で有り、国宝に指定されております。 皇祖神として二千年を大きく超える歴史を持つ伊勢神宮の荘園(御厨)であった仁科…

不覚

7月に有った3連休で更科に帰り、母親が乗っているトヨタのポルテで釣りに行きました。街灯か一つも無い真っ暗な林道に駐車して朝を待ちました。やっと薄明るくなって来たので後ろのバックドアを開けて、釣り道具に手を出すと左側頭部に大きな衝撃が走り、ま…

木曽川 最終釣行

今週は土曜日の昼過ぎから更級で用事が有りました。朝一は釣りが出来そうな時間が残されております。身内も7名ほど集まるので必ず7匹は釣らなければ成りません。 秋らしい山々です。 ところが期末の疲れが有って、仮眠の時間を取り過ぎてしまい、起きたのは6…

木曽川 イワナとアマゴ釣り 有難う龍神様

シーズン最終となり、仲間6人と木曽川に出かけました。渓友達は其々にベテラン釣り師です。何処に入るか.....と直前迄悩んで決めしまた。木曜日まで雨が降っていたので遡上モノが狙えるポイントを経験から選んでの入渓です。此の時期は普段はセカンドリバー…

千曲川 イワナ釣り アマゴ混じり

6月に松阪から横浜に移り、町田市の自宅から通勤する様になったのですが、一つだけ急に減ったモノが有ります。其れは『睡眠時間』です。松阪の時は平均で6時間以上の睡眠時間が取れておりましたが、現在は4時間〜4時間半ほどとなりました。原因として私が朝…

木曽川 イワナとアマゴ釣り 渇水

木曽川水系は殆ど雨が降らない状態ですが、シーズンも残すところ僅か1カ月なので出かけてみました。毎年の事ですが9月の釣行は残りの釣行回数を数えてしまう物悲しいところがございます。 町田市の自宅を金曜日の夜半に出発し、明け方前には木曽に到着致しま…

夢のお告げ

今週は少し疲労が溜まっていたので釣りはやめておきました。困った事に何故かホームグラウンドの千曲川と木曽川が渇水気味であり、条件が良くなかった事と車の調子も悪かった事もございました。 我が家の事情として、柴犬のヤマト君が日野市に在る亡妻の実家…

夏休み 木曽川 アマゴとイワナ釣り

お盆明けの18日に釣りに行きましましょうと仲間内で話し合って決めておりました。1人は大阪、1人は金沢、1人は名古屋からです。8日程前から台風上陸のニュースが入りましたので、ラインを太めにして大物に備えておりました。しかし木曽川上流部には霧雨がち…

『言い伝え』と食べ歩き

信州更級の実家は、家から東に歩いて3分も進めば千曲川本流でした。自転車で山側に少し行くと天然イワナが釣れましたので子供の頃の遊びは全て『釣り』なのです。丁度釣りキチ三平も放映されており、子供達の間では釣りブームでした。ヤマメ、イワナ、ツケバ…

木曽川 イワナとアマゴ釣り

今日は78年目の原爆の日です。尊い命を失った方のご冥福をお祈り致します。 今週は時間が無かったのですが、木曽のアマゴを見たくなって日曜日に木曽川まで行ってまいりました。 此の時期に綺麗に咲くフシグロセンノウです。緑が濃い山々に此のオレンジ色は…

千曲川 イワナとヤマメ釣り

今週も千曲川水系に釣りに行ってまいりました。松阪に行くまで、水系は統一しておりませんが、シーズンを通して皆勤賞でしただけに自然と足が向かってしまいます。此方に戻って約1ヶ月ですが、思い起こすと松阪は実に良い地域でした。離れてみて改めて地域の…

千曲川 イワナ釣り 梅雨明け前

梅雨明け宣言の前にイワナ釣りに行ってまいりました。出走前の深夜に、煙草を吸いに外に出ていた隣人に御会いしたので立ち話をしていると、私が居なかった2年間の間に奥様と離別されたという話を聞きました。『え〜〜!』私も町田に帰って来てから奥さんと娘…

置屋主人が所持していた脇差

更級の実家の近くに戸倉上山田温泉と言う地元民も通う大きな温泉街がございます。信濃は温泉天国でも有り、其々の地域で泉質の違うお湯が楽しめますが、此方は単純硫黄泉という泉質となります。 戸倉上山田温泉は千曲川を挟んだ大きな温泉街です。 ちくま大…

千曲川水系のヤマメを狙う

今週も千曲川の風を感じたい事と、娘が『ヤマメを食べたい』と言ったので千曲川水系の支流に入りました。我々の様な渓流釣り師にとって、家族の『食べたい』は魔法の言葉です。今回の支流は何時もの小海よりずっと下流になり、所々三面護岸が施されておりま…

渓友達と千曲川イワナ釣り

先週は猛暑の中での2週間連続の引き継ぎと、遠距離の単独引越しの疲れで体調を崩してしまい、ブログも更新出来ずに土日とも寝込んでおりました。全く持って意気地の無い話ですが、上の娘が家に居てくれたので本当に助かりました。 さて今週は釣友がホームリ…

去り行く日

此のブログを始めて『去り行く日』を綴るのは3回目となります。先週お伝えしたとおり、2年ほどお世話に成った松阪の営業所を去る事となりました。お客様をはじめ管理職及び社員の皆様には本当にお世話になりました。直向きに職務に向かう真摯な姿勢は脳裏に…

浦島太郎図鍔の考察

今週は木曽に釣りに行く予定でしたが会社の人事異動が発令されて私の転勤が告げられました。釣りどころでは有りません! 来週1週間の引き継ぎ期間を持って松阪の営業所を去る事になり、急な引越し作業となりました。私は頻繁な手入れの為に松阪市の借り上げ…

木曽釣行中止と小さな村社の考察

今週は満を持しての木曽釣行の筈だったのですが、台風接近に伴う線状降水帯の影響で取り止めとなりました。仲間と常宿の山水さんに連絡して行けない旨を伝えました。コレばかりはどうする事も出来ません。 本日の朝は大阪の釣友から知らせが入り、我が家のあ…

昨年夏の山浦兄弟の生誕地訪問

此れは昨年の夏季休暇に刀工山浦兄弟の生誕地を訪問した時の話です。前回紹介した叔父の遺品を授かる前の話でございます。 此方の住所は長野県東御市滋野甲1939番地。此処には一部当時の古い建物が残ります。現在当時の建物は長野県の指定史跡として保存管理…