みすゞかる 信州の釣り人

体重0.14tの釣り師ですので目立つのが悩みです。 今までは写真を撮って釣行日誌としてましたが今後はブログとして趣味の歴史探索や刀剣も含めて綴ってみます。

千曲川水系 渇水のイワナ釣り

本日は入社以来33年の長いお付き合いである大先輩と千曲川水系に釣りに行きました。最初に入った八千穂の支流はお互いに全く生物反応が無く、早々に退渓しました。次に向かったのは川上村を流れる黒沢川という支流です。

暗いにうちに撮影した国道沿いの気温表示板です。
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有名河川である黒沢川上流も途中からの入り口が有りまして、今回は立木に葉を付けてない今だから可能な入渓ポイントの確認も兼ねておりました。まだ雪が残る杣道をズンズン突き進んで、やっと川に出ました。指先が悴んで餌が上手く装着出来ないのも此の時期ならではであり、一緒に入渓した先輩と苦笑いを交わしました。

物凄い渇水です。イワナは『岩魚』と書きますが、此の時期彼等は水深が有って水通しの良い場所に潜んでおります。此のポイントでは3匹釣れました。
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此のポイントで今日一番の良形が私の落とし込んだエサを食べてくれました。
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今日の釣果です。今は下の娘が町田に戻って来ておりますので、久しぶりにイワナを食べさせてあげようと思います。千曲川龍神さまに感謝し拝礼致しました。
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川縁に立つ石仏です。宝暦13年の年紀が刻まれております。宝暦13年と言えば1763年なので261年前ですね。まさに田沼意次が力を付けて行った時代です。其れにしても仏様のお顔が何とも言えず素晴らしいのです。下部に補修の跡が見えますので、きっと心ある方が由緒有る石仏さまを石塊にする事を嫌ったのだと思います。名も知らない功労者を思い浮かべて拝礼させて頂きました。
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何故に宝暦13年に目が止まったのかと言うと、私の佩刀である薩州住平正良の刀に切られている裏年紀が天明三年であり、宝暦13年の年紀を持つ此の石仏は其の20年前に彫られたものだからです。

天明の大飢饉前の明るくて賑やかな時代だったと思われます。
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天気予報では雨でした。しかし周囲の天候は着替えている時から雪がチラつき、あっという間に薄く道路に雪が積もって来たのです。本日は先輩のジムニーシエラで参りましたが、タイヤはノーマルでした。2人で慌てて車に乗り込み、積雪が酷い野辺山高原を何とか超え、チェーン規制寸前の須玉インターから中央自動車に乗り込む事が出来ました。此の事も千曲川龍神さまのご加護だと考えシエラのハンドルを握りながら御礼申し上げた次第です。