みすゞかる 信州の釣り人

体重0.14tの釣り師ですので目立つのが悩みです。 今までは写真を撮って釣行日誌としてましたが今後はブログとして趣味の歴史探索や刀剣も含めて綴ってみます。

木曽川 イワナ アマゴ釣り 僥倖の巻

金曜日の仕事を終わり、眠眠打破の助けを借りて木曽に到着致しました。朝靄の煙る川を覗いたら少し色の付いた思う通りの流れでした! 蒸せ返る程の山の緑と、スカッと抜ける高い空の木曽らしい夏の一日を期待してまいりましたが、残念ながら本日は曇り空です! しかし釣りには丁度良いのではないかと思われる日でした。
f:id:rcenci:20200809090411j:plain

今日の目当ての場所は藪原の本流です。周囲に誰も居ない事を確認して入渓致しました。目当ての場所に立ち、天井糸の長さを調節して針に餌をつけて振り込もうとすると、なんと私の30m程上に別の釣り人が入ろうとしているではありませんか! 古より伝わって来た渓流釣りのルールを守らない無礼極まる奴輩です。『頭ハネ』と言われる此の掟破りは木曽では良く有る事ですが、同じ信州でも千曲川水系では殆ど無い事です。流石の私も久しぶりに腹が立ちました。握力90kg、ベンチプレス180kgの膂力と柔道.剣道.空手を合わせて九段の業前を生身の肉体に試そうかと思いましたが.....。よく考えると其れも詮無い事で全ては竜神様のお導きと思い直して其のポイントを諦めました。

まだ時間は早いのでポイントを上流に移して周囲に誰も居ない事を確認して再入渓致しました。小玉スイカから大玉スイカくらいの石が敷き詰められた得意の速瀬です。ボサ際を流すと一投目から綺麗なアマゴが楽しませてくれました。 
f:id:rcenci:20200809090525j:plain
続け様に美味しそうなアマゴが来ました。
f:id:rcenci:20200809090623j:plain
橋の下をくぐって石裏ポイントのある瀬にまいりました。
f:id:rcenci:20200809090739j:plain
f:id:rcenci:20200809094503j:plain
f:id:rcenci:20200809091216j:plain
何気なく石裏に投餌したら流れ出しまで目印が流れてビタっと止まりました。此の強い流れにガン玉5号なので止まる訳がありません! 空かさず合わせると強烈な引きです。動きが速いからアマゴだと分かりましたが、アマゴなら相当な大物です。ガンバレ0.6号と心で思いながら竿をためてると、やっと弱ってくれました。タモ入れに成功し魚体を見ると顎が気持ちシャクれて、薄く婚姻色が出た38cmの立派な雄アマゴでした。先程の事が無かったら此の魚に出会えなかったと考えると、木曽川竜神様に御導きを頂いた事に改めて感謝致しました。大きなアマゴを暴れさせたのでキツイかなと思いつつ再度もう一つの石裏に投餌すると、ズドンと手元まで伝わる明確なアタリが来て、先程と同じ強い手応えです。しばらくのやり取りでタモ入れしたのは40cmの太い見事なヤマトイワナでした。お盆と正月が一緒に来た感じで再度竜神様に御礼の拝礼を致しました。正直もう満足ですが、少し上流の岩の裏が気になりましたので遡行して探ってみると抑え込むような静かなアタリです。合わせてみるとイワナ特有のトルクのある引きで三匹目の尺上イワナがタモに入りました。実釣開始から都合50分で自己制限引数に達しましたので竿を仕舞いました。素晴らしい渓魚を育む木曽の自然に畏敬の念を抱き木曽川の底力を感じた釣行となりました。
f:id:rcenci:20200809091458j:plain

本日はもう一つの僥倖がございます。宮ノ越の本流に入った渓友が淵のカケアガりで自己最高記録の40cm大イワナを釣り、おまけに尺アマゴも釣りました。今日はきっと年に1回か2回のイワナの出口と言われる日かも知れません。
太い木曽の大イワナです!
f:id:rcenci:20200809100645j:plain
尺アマゴは何故か銀毛していて郡上のシラメに似ております。日吉発電所の深みからの遡上モノでしょうか?

帰りに木祖村氏神様である諏訪神社に参拝し、釣果の御礼と日頃安全な釣行を全う出来ている事に対して御礼申し上げました。歴史のありそうな立派な神社でした。
朱色の鳥居です。朱色には降魔(ゴウマ)の力があるとされております。
f:id:rcenci:20200809100622j:plain
手水舎には竜神様の意匠が施されておりました。
f:id:rcenci:20200809091952j:plain