みすゞかる 信州の釣り人

体重0.14tの釣り師ですので目立つのが悩みです。 今までは写真を撮って釣行日誌としてましたが今後はブログとして趣味の歴史探索や刀剣も含めて綴ってみます。

2024-01-01から1年間の記事一覧

夏休みの思い出 信州小布施北斎館

もう1カ月以上前の事ですが、夏休みに小布施に行ってまいりました。小布施は同じ信州なのですが、更科の自宅からは車で1時間程離れております。栗と葛飾北斎で有名な場所となります。 名古屋に勤務している下の娘も帰省しており一緒でした。目的は葛飾北斎…

今年最後の渓流釣り

最近めっきり涼しくなって来たかと思うと、早いもので今年最後の渓流釣行となってしまいました。 秋桜が咲き乱れると同時に渓流釣りが終わりを告げますので、私にとっては山口百恵さんの名曲同様に哀愁を感じるお花です。 山も川も少し前まで夏の気配がムン…

千曲川 イワナ釣りと望月の駒

久しぶりの釣りです。今シーズンも今回を入れて残り2回程となりました。ここ数年は8月半ばから9月初頭は、キチガイの様な暑さにやられて釣行回数が減っております。実に情けない限りです。 土曜日の朝は神秘的な程に真っ赤な朝焼けでした。 釣りの方は支流…

山浦一派の刀を観に帰郷する

今週は信州の東御市で山浦真雄と弟の山浦清麿の刀、そして真雄の嫡男である山浦兼虎の刀の展示会が有り帰郷致しました。東御市には他にも県の重要無形文化財である宮入法廣刀匠が現役で活躍されております。 東御市の故郷納税の返礼品として宮入刀匠の刀子(…

木曽と東洋のストラディバリウス

木曽川水系八沢川の横を通る道路沿いに此のような案内板がございます。実は美しいイワナやアマゴが釣れる木曽の八沢川沿いには亜細亜が誇る巨匠が一時期情熱を費やした場所が有るのです。今日は其の偉人の話となります。昔小学館のビッグコミックに『天空の…

能面 最後は蛇に変身!

此のブログで何度も書きましたが、私の父は観世流の能楽師でした。父と同門会の高弟の皆さまが千駄ヶ谷にある国立能楽堂で公演する際は私もよく一緒に連れて行って貰いました。 幻想的な能舞台の全景です。左から本舞台に通じる通路を橋掛かりと言いますが、…

木曽の不思議

我が家の栗の木にも立派な実が付いてまいりました。秋に収穫して栗ご飯にするのが今から楽しみです。思うところ有って暫く遠征釣りは控えて家で土日を過ごす予定です。久しぶりの自宅で過ごす2日間なので色々家の仕事をしております。 さて、今日は何時も釣…

お盆と菩提寺の門の不思議  

今年はお盆の週にお休みを貰いました。信州人にとってお盆は年末の年越しと並んで特別な日なのです。特に我が家は本家にあたります。此処では紹介致しませんが色々な風習が存在しており、長男の私は忙しい日々を送ります。 床の間にお盆の盆棚を飾ります。31…

お盆で帰郷 年一回の渓

宮崎県で起きた地震により、多くの人が住宅の倒壊などの被害を受けました。記録的な猛暑の中ですので御身体の具合が心配です。被害者の皆様には心からお見舞い申し上げます。 また、『来たか!』と言う感じですが、南海トラフ地震臨時情報巨大地震注意の一報…

木曽川 イワナとアマゴ釣り 梅雨明け

連日猛暑が続いております。此の時期の釣りは朝方のマズメ時か標高の高いポイントでの釣りになります。今週は急に更科の母の事が気になりまして帰郷する事になり、其のついでに立ち寄りました。 道の駅に朝顔の花が今も盛りに咲いておりました。朝顔の花の紫…

山浦真雄研ぎ上がり 1年2ヶ月ぶりの対面

昨年の5月連休中に研ぎに出した山浦真雄の長巻直し刀が研ぎ上がってまいりました(皇紀2683年5月20日掲載)。研ぎ師は府中に工房を構える春藤秀樹先生です。今回は通常の研磨では無く上研磨でお願い致しました。刀は長巻直し刀で有り『正雄』銘となります。『…

木曽川 イワナ釣り 確認の釣り

7月17日、木曽川水系の黒川ダムに看護専門学校に通う27歳の女性が運転する軽自動車が転落し、浸水する車中から学校に連絡し、救助の為に駆けつけた男性職員共々尊い命を失くされました。釣り師として水にまつわる事故は本当に悲しい限りで胸が締め付けられま…

木曽川 アマゴ釣り 増水

今回の大雨で松山市で土砂崩れが発生し尊い命が失われました。犠牲者に哀悼の意を表すと共に、ご家族に赤心からお見舞い申し上げます。 海の日を含む三連休は我が父の命日ですので毎年更科に帰省致しております。今回は名古屋で働いている下の娘も一緒でした…

信濃の史跡探索

今週は故あって帰郷致しました。通常は中央自動車道から長野道を通って更埴インターで降りるのですが、今回は立ち寄りたい場所があった為に途中から下道を選びました。 目的の場所は信州上田にございました。『上田原の合戦』と言う大きな戦いが有った場所で…

木曽川 イワナとアマゴ釣り 大増水  

今回は我が横浜営業所の若き営業部長の一家と渓友会の会員3人との合同釣行でした。私が部長に『木曽川漁協は子供釣り場を設定しているから、小学生の子供も充分に楽しめるぞ』と話したのがキッカケです。木曽福島駅に午前9時に集合の予定ですから、其の前に…

千曲川 イワナ釣り

連日暑くなってまいりました。水無月なのに今年は梅雨入りが遅い気がしてましたが火曜日にまとまった雨が降り、恐らく川の状態も『ご破算で願いましては』の状態になったと思います。昨日は夏至で昼間が長かったのでイワナさん達は疲れてしまったかも知れま…

木曽川 イワナとアマゴ釣り 授かり物  

先週末は焦ったい時を過ごしておりましたが、今週は木曽川に向かう事が出来ました。もう其れだけで半分満足でした。 一年のうちで一番美味いと言われる皐月アマゴと皐月イワナですが(旧暦での呼称)、渓魚の餌が水生昆虫から陸生昆虫に切り替わる直前である梅…

夏超の大祓 茅の輪くぐり

今週は渓流釣りが年に数回しかない最高のコンデションだと思われましたが、誠に残念ながら会社の会議が金.土と有り行けませんでした。其処で先週の帰郷の際に氏神さまである武水別神社八幡宮に参拝した時の話を致します。 我等日本人は正月には近くの氏神さ…

千曲川 イワナ釣り 神使 との出逢い

今週は所要の為に更科へ帰郷致しました。其の行きしなに千曲川のイワナさん達のご機嫌を伺いに寄ってみました。生湯をつかった千曲川水系ですが、解禁で訪れてから無音(ぶいん)のままにおりました。其れはかつての魚影と比べて余りにも魚が減ったからです。 …

『槍』 一筋

もし妻が生きていたら絶対に反対したと思いますが、心の中で『御免なさい』と呟きながら今回『槍』を一筋購入致しました。 我が家の白いアイリスが咲きました。 作者は昭和の名工である高羽誠刀匠です。高羽刀匠は昭和3年2月18日に生まれであり、昭和17年に…

仕事の合間に見つけた大砲

私は神奈川県横浜市の営業所に勤務しております。横浜スタジアム迄歩いて2分の場所で有り、スタジアムを抜けると直ぐに中華街です。 先日馬車道商店街に有るお客さまの会社に訪問致しました。馬車道とは1850年代に開港した港町横浜の重要な場所です。明治に…

木曽川 イワナ アマゴ釣り 風薫る木曽

『薫風』とは山間を吹き抜け、生命の息吹である新緑の香気を含んで吹き降る心地よい風を讃えた美しい言葉ですが、今の木曽は正に其の薫風が吹き抜けております。 大型連休後半は諸事情に追われて釣りが出来ませんでした。そんな理由てございまして、場荒れは…

強者の遺品に思う

大型連休を利用して更科に帰って来ました。連休中は母の実家に行ったり色々有りまして、行きたい所には初日に行ってまいりました。見たいモノとは真田家当主であった真田源太左衛門尉信綱の佩刀である青江の大太刀でした。 真田信綱公です。『信』の字は真田…

木曽川 アマゴとイワナ釣り 三週連続

大型連休後半は更科へ帰郷する為、前半は木曽の渓魚達のご機嫌を伺いにまいりました。改めて思うのですが、此の時期は一週毎に温かくなっていくのが分かります。 ハナモモが綺麗に咲いております。山は黄緑色のベールを纏い、山吹などの花々が咲き乱れ、木曽…

木曽川 イワナ アマゴ釣り 拘り

先週は本流の雪代(ユキシロ)の多さにビビってしまって支流に入りました。支流もそれなりに釣れて満足したのですが、何となく気後れした自分が面白く有りませんでした。そこで今週は本流を攻めるつもりで木曽に出かけたのです。 本流と言っても上流部に入りま…

木曽川 イワナ釣り 今期初

とうとう木曽へ釣りに行ける日が来ました。先週は土曜日に大学の同期会が有り、しこたま飲み過ぎてしまい、日曜日は二日酔いでブログも書けずに寝てました。 昨年秋に新調した本流竿を車に積み込み中央道を直走って現地に着いてみると、目当ての本流は大増水…

年老いた名刀

今週末は会社の全ての責任者が集まる大会議が有りました。その後は子会社の親分衆も含めた慰労会が行われ、更に其の後は直前に出た大人事異動に伴う地区の歓送迎会が行われました。当然ですが大量のお酒を飲んでしまい、ヘロヘロで町田の自宅まで戻り、とて…

千曲川水系 渇水のイワナ釣り

本日は入社以来33年の長いお付き合いである大先輩と千曲川水系に釣りに行きました。最初に入った八千穂の支流はお互いに全く生物反応が無く、早々に退渓しました。次に向かったのは川上村を流れる黒沢川という支流です。 暗いにうちに撮影した国道沿いの気温…

初釣り

寒くて迷っておりましたが、更科の実家に用事で帰省したついでに近隣の小河川を釣ってみました。妹が作ってくれた昼ごはんを食べた後の出発です。せめて1匹だけでも故郷のイワナの顔さえ見られれば幸いでした。午後の予定も入っており、制限時間は行き帰りも…

仕事の合間に史跡訪問

今日ご案内させて頂く事は、今年の1月中旬頃に私が勤務している横浜の営業所から、お客さまが経営されている鎌倉鶴ヶ丘八幡宮近隣の店舗に向かった時のお話です。 ところがもう少しで鎌倉に入るタイミングで訪問先のお客座から連絡が入り、アポの時間を1時…