みすゞかる 信州の釣り人

体重0.14tの釣り師ですので目立つのが悩みです。 今までは写真を撮って釣行日誌としてましたが今後はブログとして趣味の歴史探索や刀剣も含めて綴ってみます。

木曽川釣行

諸般の事情が有りまして、しばらく釣りに行けておりませんでした。今週は満を辞しての釣行となりました。気が付けば今月末を最後に禁漁となってしまいます。 前回はお盆の饗宴の為、渓魚を人数分揃える使命を負った釣りでしたが、今回の帰る場所は単身赴任中…

祖母の日本画

夏休みの物置整理におきまして、残しておくと定めたモノには多くの品々が該当致しました。 多くの刀装具類、他にも油紙で包まれた絵画や掛け軸、諸々の陶磁器類、重箱や吸物腕などの漆器類、古文書類、写真などとなります。桐箱に江戸初期の元号が筆書きされ…

初めてみた刀の内部構造

刀には『造り込み』と言う製作過程が有ると承知しております。造り込みとは刀身の内部構造の製作過程になります。 所持している刀は其々『甲伏』、『本三枚』、『四方詰』などで製作されたと祖父や父から教えられております。 なかでもメジャーなのは『甲伏…

更科のお盆

12日の朝に更科に出現した見事な虹です。 今年も御先祖さまを迎える『お盆』がまいりました。今年は叔父叔母の家族、長女夫妻、次女、妹夫婦が迎え盆の宴に参加致しました。 食膳には、郷土料理の他に木曽川のアマゴとイワナを供したところ、皆喜んてくれま…

寄り道の木曽釣行

今年も休暇を頂きました。お盆には老齢な母の代わりに、ご先祖さまを迎える準備と送り盆の御見送りを行わねばなりません。 更に先祖が長年物置に放置した色々な品々の整理と廃棄です。加えて迎え盆の饗宴は身内が総勢20名という大人数となる予定です。 何と…

減水の木曽川

今回の熊本地震におきまして尊い命を亡くされた被災者の皆さまと、其のご家族さまに心から哀悼の意を表します。 全国的に猛暑が続いております。信州と違って出稼ぎ先の静岡市は強烈な湿気がございますので余計暑く感じてしまいます。 木曽谷の常宿では、夕…

梅雨明けの木曽釣行

最近は仕事中にも釣りキチの虫が常時騒いでおりまして、いよいよ例年通りキチガイの様相を呈してまいりました(笑)。 頭の中では、常に木曽川の流れが瀬音を伴って奏でられており、本当に心此処に在らずなのです。其の様な次第で今週も木曽までまいりました。…

墓参の寄り道で釣り

今週の三連休は父の命日でも有り、更科へ帰郷する事と致しました。寄り道となりますが、木曽川で束の間の釣りをしてから更科に向かいました。 今週の木曽川は先週より水嵩が落ちておりました。今回は朝2時間の勝負となりました。 渓魚は様々な要因により移動…

梅雨後半の木曽釣行

今期2回目の木曽釣行に行ってまいりました。最近の木曽は『ツキノワグマ出没警報』が思いっきり発令されております。 予約の際に話した常宿の女将さん曰く、最近は特に熊さんを多く見る様です。熊を見る回数は今年は既に10回を超えており、充分に気を付けて…

顔合わせ

上の娘が婚約し、現在は相手方と同棲しております。私の頃とは物事の順番が全く違いまして戸惑う事が多いのです。 我が郷里の北信濃では、まず男親が妻に貰う相手方の家を家族で訪ね、当主からは桐箱に入った特別な『風呂敷』を渡します。此の儀式は『風呂敷…

今年初めての釣行

今年の渓流釣りは、本当に諸々の事が有り、長い期間行けませんでした。こんな事は今迄無かった事です。先週末、春先から勉強していた試験にやっとの事で合格し、晴れて釣りに行ける様になりました。 久しぶりの木曽谷です。季節は既に水無月となり、山々は活…

鑑定書到着

以前、『嬉しい便り』と題しまして、私の愛刀である山浦真雄(正雄銘)の長巻直し刀と高羽刀匠の平三角槍が、日本美術刀剣保存協會(以下 日刀保)の審査に合格した話を御案内させて頂きました。 通常は少し遅れて実物の鑑定書が自宅に到着するのですが、静岡に…

物に宿る人智

江戸時代までは、全国に存在した各藩の財政の為、独自の焼物が焼かれておりましたが、明治期以降の安価な焼物の流通により、其の殆どが途絶えてしまいました。 我が故郷の焼物の代表は、何と言っても故唐木田又三先生が復元された真田家十万石が奨励した『松…

天叢雲剣に纏わる話

以下は先週からの続きとなります。 天叢雲剣は熱田神宮に奉安されて以来、誰も其の実物を見てはいないとされております。ところが、歴史上一度だけ、人が見た記録が残されているのです。其れは玉籤集(ぎょくせんしゅう)と言う書物に記されております。 此方…

草薙剣ゆかりの地

私の34年間における社歴と致しましては、八王子→横浜→大森→池袋→渋谷→柏→浅草→大手町→三重県松阪→2回目の横浜→静岡と多く赴任しておりますが、今回の静岡では思わぬ遭遇がございました。今日は其の話となります。 静岡には、三種の神器の一つである草薙剣(天…

鰻好きな母

更科の自宅から千曲川の本流迄は指呼の間となります。当時の千曲川は水量も多く、様々な川魚が豊富に生息しでおりました。川漁師の方も多く居り、アカシアの花の咲く頃には風物詩の『つけば小屋』が河原に立ち並んだものです。 そんな川の幸が豊富な環境下に…

信濃秦氏の話  3

渓友会の名誉会長から難波の空に輝く素敵な日輪の写真を送って頂きましたので、此の場にて御披露させて頂きます。 さて、今週は其の後の信濃秦氏の話となります。一族は更科から拠ん所無い事情により、離れる事となりました。まず、其の拠ん所無い事情から御…

信濃秦氏の話 2

今週も引き続き信濃秦氏の話となります。今日の主題は秦氏信仰が残る更科の古い神社にまつわる御案内です。 先週記載させて頂いた治田町の信号を長野市方面に少し進み、左に曲がりますと此の大きな明神鳥居がございます。 神社の名前は延喜式内社の治田神社…

信濃秦氏の話

我が故郷の地名は現在千曲市と言います。其の前は更埴市ですが、更埴市は更科郡と埴科郡か合併した自治体で有り、我が故郷は更科に属しております。 此方は父の形見ですが、私の郷土史探索の基となる書籍です。古代、近世、近現代の全三巻ございます。 更科…

悩みの種

恩人の御友人で、かつて軽井沢中学で柔道を御指導頂いた方から木曽谷を彩る花モモの画像が送られてまいりました。新緑の木曽を思い浮かべながら見る花モモの画像は、今の小生にとって眩し過ぎます。 さて、今回は悩みの種と題しまして、極めて個人的な内容と…

判じ物

先週日曜日の事でしたが、我が家の牡丹が満開となりました。江戸時代の絵師である喜多川歌麿が好んで描いた品種です。 以前に御紹介させて頂いた我が家の掛け軸の牡丹も偶然に同じ色なのです。此の花を植えたのは、もう25年以上も前の話ですが、何やら縁を感…

翁の事 3

我が家のチューリップが咲いておりました。昨日は、横浜の管理職達数人と試験に挑みましたが、皆見事に討ち死にしてしまい、私も一点足りずに落とし、ヤサグレておりましたところに有難い癒しとなりました。 今週は『翁』の話の最後に成ります。また、今回『…

去り行く時

今週は翁の続きを御案内させて頂こうと思っておりましたが、またしても特別な事が有りまして、割り込みさせて頂きます。 実を申しますと、今回人事異動が出まして、横浜から静岡市の営業所に赴任する事に相成りました。 思えば横浜の営業所に赴任したのは2…

翁の事 2

今週は前々週の続きとなりますが、『翁』について御案内させて頂きます。 思えば『千と千尋』に出て来た『よきかな』と声を発する川の神さまも翁の面そのものでした。流石は知識人の宮崎駿監督です。 我が娘達は小さい頃に『千と千尋』を見た時、『あ、神棚…

良い便り

今週は翁の第二話を御案内させて頂く予定でしたが、思いがけなく良い知らせが入り、其方の御披露に変更させて頂きました。 また、本日は故有って実家に持ち帰るものが沢山有りまして、母が居る更科に帰省しております。 福寿草です。信州にも遅い春が来てお…

翁の事

今回も父から教えて貰った話を元に一話ご案内させて頂きます。我が父の本業は能楽師でした。 能楽は『世界最古の舞台芸術』と言われております。平成二十年にはユネスコ世界無形文化遺産に登録されました。有名なシェイクスピアが活躍していた時期よりも更に…

亡き父の記憶

春は三寒四温と言いますが、其の通りの気候となっております。日中は半袖でも良いくらいの暖かい日が続いたかと思うと、一転して冷たい雨が降りますが『虫出しの雷』は未だ到来してません。正に啓蟄の時期ですね! 此の時期になりますと、我が家の手狭な庭に…

信濃に実在した仙人の話  最終回

先月半ばに仕事で鎌倉に赴きましたら、訪問先の庭園に可憐な水仙が咲いておりました。此の花は開花期間も長く長寿で有り、清楚で品格が高く、其の様子が『仙人』の様だとして『水仙』と称されたと言います。 大天武一代記をはじめ、修那羅の石神.石仏に関す…

信濃に実在した仙人の話  8

今回は修那羅大天武を祀る安宮神社鎮守の杜の石神.石仏郡の中から数柱を御案内させて頂きます。石神さまと石仏さまは、其々思いが封じ込められたものですので、作法に従った拝礼の後に撮影させて頂いております。安心して御覧下さい。 案内板です。 私は若い…

信濃に実在した仙人の話  7

今週も引き続き修那羅大天武の話となります。大天武一代記とうい書籍には沢山の逸話が掲載されておりますが、先週の佐久間象山先生同様に、私が特に気になりました話を2話程ご案内させて頂きます。 大べしみ面です。 能の演目で天狗役を演じる折にシテ方が着…