みすゞかる 信州の釣り人

体重0.14tの釣り師ですので目立つのが悩みです。 今までは写真を撮って釣行日誌としてましたが今後はブログとして趣味の歴史探索や刀剣も含めて綴ってみます。

初釣り

寒くて迷っておりましたが、更科の実家に用事で帰省したついでに近隣の小河川を釣ってみました。妹が作ってくれた昼ごはんを食べた後の出発です。せめて1匹だけでも故郷のイワナの顔さえ見られれば幸いでした。午後の予定も入っており、制限時間は行き帰りも…

仕事の合間に史跡訪問

今日ご案内させて頂く事は、今年の1月中旬頃に私が勤務している横浜の営業所から、お客さまが経営されている鎌倉鶴ヶ丘八幡宮近隣の店舗に向かった時のお話です。 ところがもう少しで鎌倉に入るタイミングで訪問先のお客座から連絡が入り、アポの時間を1時…

鉄鍔の考察

梅の花が綺麗な季節です。晴れの日も雨の日も何とも可憐に目に映りますね。寒い冬が終わりそうな頃に咲く梅の花は春を予感させる花です。今なら手紙を書く時の時候の挨拶は『雨水の候』でしょうか。 昔の話ですが、士族の娘であった祖母がよく手紙を書いてい…

別系統の神器 十種神宝 神仏習合 最終回

物部連氏が滅び、日本初の女性天皇である推古天皇は甥の厩戸皇子と叔父の蘇我馬子によって政治を行っておりました。推古天皇の父は欽明天皇です。 推古天皇 Wikiより 少し時間を戻しますが、推古天皇の即位の前には押坂彦人大兄皇子と厩戸皇子が候補に上がっ…

別系統の神器 十種神宝 その後 9

お詫び先週は寝る前に布団の上に置いた携帯を思いっきり踏んづけてしまい、携帯が微塵に砕けアップ出来ませんでした。お許し下さい。 さて、今回ご案内したいのは物部守屋大連が打たれた後の話です。元々物部連氏の祖先は饒速日命と長髄彦の妹の間に生まれた…

捕鳥部について

申し訳有りません。2月2日にアップした記事に対して注釈を入れるのを失念しておりました。捕鳥部万(トトリベノヨロズ) の出自についての話です。 捕鳥部の始祖は天湯河板挙(アマノユカワタ)と言う豪族です。垂仁天皇の皇子である誉津別皇子(ホムツワケノミコ…

別系統の神器 十種神宝 丁未の乱後編 8

こうして蘇我馬子は人事を尽くして物部守屋に戦いを挑みました。用明天皇2年(西暦587年)に豪族の頂点同士が争う『丁未の乱』が始まります。此の日時は今から1436何前となります。以下は両軍の陣容です。 ※ 大臣の蘇我馬子側蘇我馬子 厩戸皇子 聖徳太子の事で…

別系統の神器 十種神宝 丁未の乱前編  7

今回は物部連氏の動向と言うより、物部連氏の怨敵となる蘇我氏について簡単にご案内し、丁未の乱までの経緯を私の知り得る範囲で極簡単にご案内させて頂きます。 馬堀喜孝画伯の欽明天皇です。 時代は第29代欽明天皇の御代となり、物部連氏は絶頂期を向かえ…

別系統の神器 十種神宝 物部編  6

物部連氏の統領は伊香色雄(イカシコオ)から物部十千根(モノノベノトオチネ)に移ります。此の親子のおかげで物部連氏の躍進が始まってまいります。 当時の武官はどんな衣装で宮中に参内していたのでしょうか。写真は200〜300年程時代が下った頃の武官の着てい…

別系統の神器 十種神宝 物部編  5

今週は古代豪族で一番の勢力を誇った物部氏の発祥と推移をご案内させて頂きます。物部連氏の発祥は河内國の大和川下流域であったと言われております。其処に饒速日命が天ノ磐船で降臨し、此の地を治めていた長髄彦を帰順させました。長髄彦は妹である三炊屋…

別系統の神器 十種神宝 4

本文の前に この度の能登を中心とした大地震で尊い命を亡くされた方々のご冥福を祈ると共に、被災された方々の一日も速い安寧を赤心からお祈り申し上げます。個人的に私の恩師親子も被災しており、心配で仕方有りません。特に高齢のお母さんの御体調が心配で…

別系統の神器 十種神宝 3

今週は神武東征の最終回で天神御祖(あまつかみみおや)から十種神宝を授けられた饒速日命が登場します。饒速日命の登場シーンはとにかく少ないのですが、記紀にはハッキリと神武天皇より前に天降っていた天孫族として記述があるのです。つまり天孫はニ系統…

別系統の神器 十種神宝 2

十種神宝の話までなかなか行き着けないのですが、今週も神武東征の話となります。此の話からでないと流れが分からず、其の後に続く物部連の話なども単発で書くと全くチンブンカンプンなモノになってしまうのです。どうかお許しください。 東征軍が安芸に立ち…

別系統の神器 十種神宝 1

世界最古の歴史を有する日本の皇室には、ご存知の通り三種の神器が伝わっております。一つめとして天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)がございます。此の剣は素戔嗚尊が手名椎と足名椎(テナヅチとアシナヅチ)が醸した強い酒を飲み切って泥酔した八岐大蛇を退…

刀の鋒(きっさき)について

趣味の話で恐縮ですが、本日は刀の鋒(切先)についてご案内させて頂きます。刀を鑑賞していると、刀身に備わる全ての線と刀身のあらゆる面の終着点は鋒の先端になります。つまり『鋒』こそが『刀の顔』であると古い刀剣の本にありますが、実に肯定出来る話だ…

象山神社へ参拝

先週は少し言葉が過ぎました。ご気分を悪くされた方々にお詫び申し上げます。さて今回も松代訪問時の話です。松代は色々な観光名所が点在しており、今回は佐久間象山先生をお祀りする象山神社のご案内です。ご存知の様に象山先生の門下には明治維新の功労者…

大東亜戦争の遺構 松代大本営跡 2

今週も引き続き松代大本営のご案内です。今回は遺構の中について分かる範囲で綴りたいと思います。象山神社のパーキングの車を置き、象山地下壕までは徒歩で7分〜8分くらいの距離です。 道路はかつて武家屋敷も点在した由緒正しい道です。向かって右側の水路…

大東亜戦争の遺構 松代大本営跡 1

大東亜戦争末期に極秘裏に進められ、驚くような巨費と多大な労力を注ぎ込んで造られた日本最大規模の戦争遺構が真田十万石の城下町にございます。なんと日本の行く先を決める大本営を丸ごと移動させる計画でした。後で説明致しますが、移動する予定だったの…

更級の山でキノコ採り

11月の三連休で長女と更級の実家に行ってまいりました。キノコ採りが大好きな母親を連れて山に行く事が目的の一つですが、採れたキノコが食用かどうかを迷う時に母親の品定めは間違った事が無いのです。母親は北佐久郡立科町生まれで有り、キノコ採り歴が半…

夏の思い出 国宝仁科神明宮  4

今回も仁科神明宮宝物館所蔵の品を御紹介させて頂きます。まずは残りの刀剣類からとなります。 載せ忘れましたが、神域を囲む山々は郷土環境保全地域に指定されております。 面白いものに地元の大庄屋を務めていた西澤家からの奉納された短刀が有りました。…

夏の思い出 仁科神明宮  3

一通り参拝が終わりました。最後に妹夫婦は社務所で御朱印を依頼し、娘達と母は御守りを授かっておりました。私は社務所の方に宝物館に入館したい旨を伝え、普段は鍵が掛かっている宝物館に入らせて頂く事になりました。『少しお待ち下さい』との事なので、…

夏の思い出  国宝仁科神明宮 2

前回は大町市(王町市)に鎮座する国宝仁科神明宮について綴らせて頂きました。今回は2回目になりますので神域を順にご案内致します。 何処からか桃色昼咲月見草の種子が運ばれて来たのと思われます。十文字が出る珍しい花です。 入って左に曲がる角に手水舎雅…

夏の思い出 国宝仁科神明宮 1

今回は今年の8月に家族で訪れた国宝仁科神明宮をご案内致します。此の社は信濃国仁科の地に鎮座する日本最古の神明造りの社殿を持つ古い社で有り、国宝に指定されております。 皇祖神として二千年を大きく超える歴史を持つ伊勢神宮の荘園(御厨)であった仁科…

不覚

7月に有った3連休で更科に帰り、母親が乗っているトヨタのポルテで釣りに行きました。街灯か一つも無い真っ暗な林道に駐車して朝を待ちました。やっと薄明るくなって来たので後ろのバックドアを開けて、釣り道具に手を出すと左側頭部に大きな衝撃が走り、ま…

木曽川 最終釣行

今週は土曜日の昼過ぎから更級で用事が有りました。朝一は釣りが出来そうな時間が残されております。身内も7名ほど集まるので必ず7匹は釣らなければ成りません。 秋らしい山々です。 ところが期末の疲れが有って、仮眠の時間を取り過ぎてしまい、起きたのは6…

木曽川 イワナとアマゴ釣り 有難う龍神様

シーズン最終となり、仲間6人と木曽川に出かけました。渓友達は其々にベテラン釣り師です。何処に入るか.....と直前迄悩んで決めしまた。木曜日まで雨が降っていたので遡上モノが狙えるポイントを経験から選んでの入渓です。此の時期は普段はセカンドリバー…

千曲川 イワナ釣り アマゴ混じり

6月に松阪から横浜に移り、町田市の自宅から通勤する様になったのですが、一つだけ急に減ったモノが有ります。其れは『睡眠時間』です。松阪の時は平均で6時間以上の睡眠時間が取れておりましたが、現在は4時間〜4時間半ほどとなりました。原因として私が朝…

木曽川 イワナとアマゴ釣り 渇水

木曽川水系は殆ど雨が降らない状態ですが、シーズンも残すところ僅か1カ月なので出かけてみました。毎年の事ですが9月の釣行は残りの釣行回数を数えてしまう物悲しいところがございます。 町田市の自宅を金曜日の夜半に出発し、明け方前には木曽に到着致しま…

夢のお告げ

今週は少し疲労が溜まっていたので釣りはやめておきました。困った事に何故かホームグラウンドの千曲川と木曽川が渇水気味であり、条件が良くなかった事と車の調子も悪かった事もございました。 我が家の事情として、柴犬のヤマト君が日野市に在る亡妻の実家…

夏休み 木曽川 アマゴとイワナ釣り

お盆明けの18日に釣りに行きましましょうと仲間内で話し合って決めておりました。1人は大阪、1人は金沢、1人は名古屋からです。8日程前から台風上陸のニュースが入りましたので、ラインを太めにして大物に備えておりました。しかし木曽川上流部には霧雨がち…