みすゞかる 信州の釣り人

体重0.14tの釣り師ですので目立つのが悩みです。 今までは写真を撮って釣行日誌としてましたが今後はブログとして趣味の歴史探索や刀剣も含めて綴ってみます。

夏休み 木曽川 アマゴとイワナ釣り

お盆明けの18日に釣りに行きましましょうと仲間内で話し合って決めておりました。1人は大阪、1人は金沢、1人は名古屋からです。8日程前から台風上陸のニュースが入りましたので、ラインを太めにして大物に備えておりました。しかし木曽川上流部には霧雨がち…

『言い伝え』と食べ歩き

信州更級の実家は、家から東に歩いて3分も進めば千曲川本流でした。自転車で山側に少し行くと天然イワナが釣れましたので子供の頃の遊びは全て『釣り』なのです。丁度釣りキチ三平も放映されており、子供達の間では釣りブームでした。ヤマメ、イワナ、ツケバ…

木曽川 イワナとアマゴ釣り

今日は78年目の原爆の日です。尊い命を失った方のご冥福をお祈り致します。 今週は時間が無かったのですが、木曽のアマゴを見たくなって日曜日に木曽川まで行ってまいりました。 此の時期に綺麗に咲くフシグロセンノウです。緑が濃い山々に此のオレンジ色は…

千曲川 イワナとヤマメ釣り

今週も千曲川水系に釣りに行ってまいりました。松阪に行くまで、水系は統一しておりませんが、シーズンを通して皆勤賞でしただけに自然と足が向かってしまいます。此方に戻って約1ヶ月ですが、思い起こすと松阪は実に良い地域でした。離れてみて改めて地域の…

千曲川 イワナ釣り 梅雨明け前

梅雨明け宣言の前にイワナ釣りに行ってまいりました。出走前の深夜に、煙草を吸いに外に出ていた隣人に御会いしたので立ち話をしていると、私が居なかった2年間の間に奥様と離別されたという話を聞きました。『え〜〜!』私も町田に帰って来てから奥さんと娘…

置屋主人が所持していた脇差

更級の実家の近くに戸倉上山田温泉と言う地元民も通う大きな温泉街がございます。信濃は温泉天国でも有り、其々の地域で泉質の違うお湯が楽しめますが、此方は単純硫黄泉という泉質となります。 戸倉上山田温泉は千曲川を挟んだ大きな温泉街です。 ちくま大…

千曲川水系のヤマメを狙う

今週も千曲川の風を感じたい事と、娘が『ヤマメを食べたい』と言ったので千曲川水系の支流に入りました。我々の様な渓流釣り師にとって、家族の『食べたい』は魔法の言葉です。今回の支流は何時もの小海よりずっと下流になり、所々三面護岸が施されておりま…

渓友達と千曲川イワナ釣り

先週は猛暑の中での2週間連続の引き継ぎと、遠距離の単独引越しの疲れで体調を崩してしまい、ブログも更新出来ずに土日とも寝込んでおりました。全く持って意気地の無い話ですが、上の娘が家に居てくれたので本当に助かりました。 さて今週は釣友がホームリ…

去り行く日

此のブログを始めて『去り行く日』を綴るのは3回目となります。先週お伝えしたとおり、2年ほどお世話に成った松阪の営業所を去る事となりました。お客様をはじめ管理職及び社員の皆様には本当にお世話になりました。直向きに職務に向かう真摯な姿勢は脳裏に…

浦島太郎図鍔の考察

今週は木曽に釣りに行く予定でしたが会社の人事異動が発令されて私の転勤が告げられました。釣りどころでは有りません! 来週1週間の引き継ぎ期間を持って松阪の営業所を去る事になり、急な引越し作業となりました。私は頻繁な手入れの為に松阪市の借り上げ…

木曽釣行中止と小さな村社の考察

今週は満を持しての木曽釣行の筈だったのですが、台風接近に伴う線状降水帯の影響で取り止めとなりました。仲間と常宿の山水さんに連絡して行けない旨を伝えました。コレばかりはどうする事も出来ません。 本日の朝は大阪の釣友から知らせが入り、我が家のあ…

昨年夏の山浦兄弟の生誕地訪問

此れは昨年の夏季休暇に刀工山浦兄弟の生誕地を訪問した時の話です。前回紹介した叔父の遺品を授かる前の話でございます。 此方の住所は長野県東御市滋野甲1939番地。此処には一部当時の古い建物が残ります。現在当時の建物は長野県の指定史跡として保存管理…

叔母からの授かり物 其の2 山浦真雄の長巻直し刀

今週は私が望んで叔母から授かったの長巻直し刀を紹介致します。此の長巻き直し刀の作者は信州人で山浦昇真男という幕末に活躍した刀鍛冶です。山浦真雄は信州生まれの私にとっては英雄なのです。 刀好きであった父の口からも伝え聞いている程の故郷の偉人で…

叔父からの授かり物 其の1 大太刀

連休に母の実家に行ってまいりました。本家の叔母は97才、分家の叔母は87歳です。母の兄弟で存命は80才の母と東京の目黒に住む87才の叔父の2人だけになってしまいました。幼い頃から可愛がった貰った親戚が高齢となっており寂しく思っているところに、母に連…

木曽川 イワナ.アマゴ釣り お土産調達

前回は不意の大物に0.5号通し仕掛けを切られると言う情けない始末となってしまいました。其の他は良いサイズが多く釣れたので其れなりに満足したのですが、どうも私の釣りキチの虫さんの収まりがつきません! そんな時に更級の母から連絡が有りました。内容…

木曽 イワナとアマゴ釣り 風薫る木曽

今年に入って今回が3回目でした。今年は温かくなるのが早いようで、更級の母親は里のタラの芽がもうじき終わりだと言っておりました。しかし更級と木曽は全く違い、実際に土曜日の朝は霜がおりておりました。当たり前ですけど木曽は更級よりは陽春が遅いです…

刀の中心に切られている年紀の話

今週は〇ータリーの地区研修会が有り、入会二年目の私は岐阜県の多治見市まで出向きましたので釣りには行けませんでした。土曜日丸一日潰れましたが、多治見と言えば美濃焼の名工を多く輩出した聖地ですので、それなりに感慨に浸っておりました。帰りも遅く…

木曽川 イワナ釣り 雨降り

釣りキチの虫がムズムズと蠢いており、此の虫を鎮めるには再度の釣行しか無いと言う結論に至り、今週も三重県松阪市から木曽へと車を走らせました。 何処からかムスカリの種が鳥によって運ばれて来たのか分かりませんが、河原に沢山咲いておりました。ムスカ…

木曽川 イワナ釣り 今期初

やっと今年始めての木曽釣行となりました。気心知れた仲間4人での釣行です。4人は20年〜30年来の知己で有り、オマケに大事な職場の先輩方です。現在は其々の住いも違っており、1人が石川県、1人が大阪府、1人が東京都、そして私が三重県です。時が経過しても…

蝸牛の事

先週の日曜日は全国的に雨が降り、ご多分に漏れず単身赴任先の松阪市も終日雨が降っておりました。ベランダで春の雨を眺めながら煙草に火を付けると、目の前の手摺りに蝸牛さんが居りました。 雨が降ると何処からともなく出てくる可愛らしい風物詩です。 角…

和田峠 黒曜石

縄文時代は黒曜石時代とも形容出来ると話している先生方が多くおります。私は時代の呼称について良く分かりませんが、黒曜石は縄文人を豊かにした鉱物だった事は間違い無いですね。特に諏訪地方の和田峠や星糞峠(ほしくそとおげ)にまたがる地域で産出された…

諏訪 神宿る神域 その四 最終回

諏訪には七石、七木という霊石や霊木が存在致します。七木については私も参拝のついでに何回か見て回りました。見事な巨木と其の伝説に唸りながら楽しく巡らせて頂きました。 昨年の7月初旬の話ですが、単身赴任先である三重県松阪市の借り上げ社宅で食事を…

諏訪 神宿る神域 その三

諏訪大明神のご利益には色々な側面があります。ザッと頭に浮かんだものを挙げてみます。まず製鉄の神(南宮大神)、戦神(いくさがみ 時には日本第一大軍神とも)、農耕の神、水害や風除けの神(風の祝 薙鎌信仰)、狩猟の神、漁業の神、水の神、海の神、恋愛成就…

諏訪 神宿る神域 そのニ  

前回に引き続き諏訪地域に古くから伝わる信仰と神を降ろす役割をした一族について御案内致します。前回は諏訪地域の極めて特殊な環境をプレートやフォッサマグナの位置から簡単にお伝え致しました。今回はミシャグジ様の信仰についての話です。 諏訪に伝わる…

諏訪 神宿る神域 その一

前にも少し触れましたが、諏訪と言う地域は日本の割れ目であるフォッサマグナと中央構造線が交わる特別な場所です。其れ故に諏訪には古来から此の重要な地を守る為の信仰が現在に至るまで根付いております。この話をブログに書こうと思うと、とてつもなく長…

諏訪大社の宝刀『梨割西蓮』

昨年の秋に仕事仲間を連れだって諏訪大社に行って来ました。目的は長年資料を読み漁っていたミシャグジ信仰の根源を参拝する事でした。今回は願いが叶い目的は達せられました。神域に入る小さい禊の為のせせらぎを渡った時から小雨が降り出し、全ての参拝が…

郷里の偉人 人間国宝の刀鍛冶

先週の日曜日に時間を持て余していたので、刀の手入れを一気に全て行いました。手入れと言っても刀身の古い油を抜ぐってから新しい油を塗るだけの事です。不思議なのですが、まず顔を洗って衣服を正してからでないと白鞘から刀身を抜けないモノなのです。手…

寒中の更級へ再び帰郷

他の地域の方々は不思議に思うかも知れませんが、信州には寒中休みと言う休みが小学校などに有ります。余りにも寒いので学校が休みになるのです。今回の帰郷はそんな懐かしい寒中の真只中となりました。 金曜日の夜半に更級に到着し、翌朝は雪かきを致しまし…

趣味の話 郷里の陶器 松代焼 其の4

松代焼の唐木田窯さんへ昨年の夏に訪問し、数種類の作品を購入致しました。其の時にトルコブルー釉を使用した作品を始めて慧眼し、さながら海辺の砂浜に蒼い波が打ち寄せる様なコントラストに惚れ込んでしまったのです。此処で紹介するトルコブルー釉の作品…

その後の小笠原家

読者様から小笠原家のその後はどの様になったのかと言うコメントを頂きました。最終回は小笠原長秀が渚城で没したところで終っておりましたが、其の後の信濃守護職と小笠原家について物凄く簡単に御案内させて頂きます。確りご案内すると下手すれば今年いっ…