みすゞかる 信州の釣り人

体重0.14tの釣り師ですので目立つのが悩みです。 今までは写真を撮って釣行日誌としてましたが今後はブログとして趣味の歴史探索や刀剣も含めて綴ってみます。

2023-01-01から1年間の記事一覧

叔母からの授かり物 其の2 山浦真雄の長巻直し刀

今週は私が望んで叔母から授かったの長巻直し刀を紹介致します。此の長巻き直し刀の作者は信州人で山浦昇真男という幕末に活躍した刀鍛冶です。山浦真雄は信州生まれの私にとっては英雄なのです。 刀好きであった父の口からも伝え聞いている程の故郷の偉人で…

叔父からの授かり物 其の1 大太刀

連休に母の実家に行ってまいりました。本家の叔母は97才、分家の叔母は87歳です。母の兄弟で存命は80才の母と東京の目黒に住む87才の叔父の2人だけになってしまいました。幼い頃から可愛がった貰った親戚が高齢となっており寂しく思っているところに、母に連…

木曽川 イワナ.アマゴ釣り お土産調達

前回は不意の大物に0.5号通し仕掛けを切られると言う情けない始末となってしまいました。其の他は良いサイズが多く釣れたので其れなりに満足したのですが、どうも私の釣りキチの虫さんの収まりがつきません! そんな時に更級の母から連絡が有りました。内容…

木曽 イワナとアマゴ釣り 風薫る木曽

今年に入って今回が3回目でした。今年は温かくなるのが早いようで、更級の母親は里のタラの芽がもうじき終わりだと言っておりました。しかし更級と木曽は全く違い、実際に土曜日の朝は霜がおりておりました。当たり前ですけど木曽は更級よりは陽春が遅いです…

刀の中心に切られている年紀の話

今週は〇ータリーの地区研修会が有り、入会二年目の私は岐阜県の多治見市まで出向きましたので釣りには行けませんでした。土曜日丸一日潰れましたが、多治見と言えば美濃焼の名工を多く輩出した聖地ですので、それなりに感慨に浸っておりました。帰りも遅く…

木曽川 イワナ釣り 雨降り

釣りキチの虫がムズムズと蠢いており、此の虫を鎮めるには再度の釣行しか無いと言う結論に至り、今週も三重県松阪市から木曽へと車を走らせました。 何処からかムスカリの種が鳥によって運ばれて来たのか分かりませんが、河原に沢山咲いておりました。ムスカ…

木曽川 イワナ釣り 今期初

やっと今年始めての木曽釣行となりました。気心知れた仲間4人での釣行です。4人は20年〜30年来の知己で有り、オマケに大事な職場の先輩方です。現在は其々の住いも違っており、1人が石川県、1人が大阪府、1人が東京都、そして私が三重県です。時が経過しても…

蝸牛の事

先週の日曜日は全国的に雨が降り、ご多分に漏れず単身赴任先の松阪市も終日雨が降っておりました。ベランダで春の雨を眺めながら煙草に火を付けると、目の前の手摺りに蝸牛さんが居りました。 雨が降ると何処からともなく出てくる可愛らしい風物詩です。 角…

和田峠 黒曜石

縄文時代は黒曜石時代とも形容出来ると話している先生方が多くおります。私は時代の呼称について良く分かりませんが、黒曜石は縄文人を豊かにした鉱物だった事は間違い無いですね。特に諏訪地方の和田峠や星糞峠(ほしくそとおげ)にまたがる地域で産出された…

諏訪 神宿る神域 その四 最終回

諏訪には七石、七木という霊石や霊木が存在致します。七木については私も参拝のついでに何回か見て回りました。見事な巨木と其の伝説に唸りながら楽しく巡らせて頂きました。 昨年の7月初旬の話ですが、単身赴任先である三重県松阪市の借り上げ社宅で食事を…

諏訪 神宿る神域 その三

諏訪大明神のご利益には色々な側面があります。ザッと頭に浮かんだものを挙げてみます。まず製鉄の神(南宮大神)、戦神(いくさがみ 時には日本第一大軍神とも)、農耕の神、水害や風除けの神(風の祝 薙鎌信仰)、狩猟の神、漁業の神、水の神、海の神、恋愛成就…

諏訪 神宿る神域 そのニ  

前回に引き続き諏訪地域に古くから伝わる信仰と神を降ろす役割をした一族について御案内致します。前回は諏訪地域の極めて特殊な環境をプレートやフォッサマグナの位置から簡単にお伝え致しました。今回はミシャグジ様の信仰についての話です。 諏訪に伝わる…

諏訪 神宿る神域 その一

前にも少し触れましたが、諏訪と言う地域は日本の割れ目であるフォッサマグナと中央構造線が交わる特別な場所です。其れ故に諏訪には古来から此の重要な地を守る為の信仰が現在に至るまで根付いております。この話をブログに書こうと思うと、とてつもなく長…

諏訪大社の宝刀『梨割西蓮』

昨年の秋に仕事仲間を連れだって諏訪大社に行って来ました。目的は長年資料を読み漁っていたミシャグジ信仰の根源を参拝する事でした。今回は願いが叶い目的は達せられました。神域に入る小さい禊の為のせせらぎを渡った時から小雨が降り出し、全ての参拝が…

郷里の偉人 人間国宝の刀鍛冶

先週の日曜日に時間を持て余していたので、刀の手入れを一気に全て行いました。手入れと言っても刀身の古い油を抜ぐってから新しい油を塗るだけの事です。不思議なのですが、まず顔を洗って衣服を正してからでないと白鞘から刀身を抜けないモノなのです。手…

寒中の更級へ再び帰郷

他の地域の方々は不思議に思うかも知れませんが、信州には寒中休みと言う休みが小学校などに有ります。余りにも寒いので学校が休みになるのです。今回の帰郷はそんな懐かしい寒中の真只中となりました。 金曜日の夜半に更級に到着し、翌朝は雪かきを致しまし…

趣味の話 郷里の陶器 松代焼 其の4

松代焼の唐木田窯さんへ昨年の夏に訪問し、数種類の作品を購入致しました。其の時にトルコブルー釉を使用した作品を始めて慧眼し、さながら海辺の砂浜に蒼い波が打ち寄せる様なコントラストに惚れ込んでしまったのです。此処で紹介するトルコブルー釉の作品…

その後の小笠原家

読者様から小笠原家のその後はどの様になったのかと言うコメントを頂きました。最終回は小笠原長秀が渚城で没したところで終っておりましたが、其の後の信濃守護職と小笠原家について物凄く簡単に御案内させて頂きます。確りご案内すると下手すれば今年いっ…

信濃国の戦乱 大塔合戦 その十一

大塔の古要害の小笠原軍を殲滅した信濃国人衆は全軍を持って小笠原長秀が立て籠もる塩崎城に向かいました。あの天下の坂西次郎長国を筆頭に名だたる武将達を討ち取ったのですから、さぞかし士気が上がった状態であっただろうと推測します。塩崎城攻城戦に対…

信濃国の戦乱 大塔合戦 その十

人は水さえ飲んでいれば何も食べなくても3週間程は生きていられると言われております。二柳城が坂西長国が立て籠った大塔の古要害だとしたら、城には必ず古井戸が有る筈です。また平地にあったとしても周囲は湿地帯だっと言われておりますので、水質は別とし…