みすゞかる 信州の釣り人

体重0.14tの釣り師ですので目立つのが悩みです。 今までは写真を撮って釣行日誌としてましたが今後はブログとして趣味の歴史探索や刀剣も含めて綴ってみます。

木曽川 イワナ.アマゴ釣り お土産調達

前回は不意の大物に0.5号通し仕掛けを切られると言う情けない始末となってしまいました。其の他は良いサイズが多く釣れたので其れなりに満足したのですが、どうも私の釣りキチの虫さんの収まりがつきません!

そんな時に更級の母から連絡が有りました。内容は連休で更級に帰ってから立科町にある母親の実家に行くと言う旨の話です。今度の休みには、介護が必要で施設に入っている本家の叔母チャンが帰って来る事と、他の施設に居る新宅の叔母チャンも帰って来るとの事でした。また、姉とも兄とも思える母の兄の長女夫妻と其の娘と息子も来るので年甲斐もなく嬉しくなりました。私が千曲川でツケバ(ハヤ)や鯉を釣って持って行くと、叔父や叔母は大喜びしてくれたのを今でも覚えております。思えば私の釣りにおける原点の一つだったと思います。

そんな川魚好きな叔母ちゃん2人に、お土産のイワナを釣りに行くと言う名目で木曽川に行ってまいりました。名古屋から特急しなの号の最終で更級に帰ってから直ぐに木曽に向けて出発し、3時間半ほど釣りをしてから再度更級にトンボ帰りし、其れから母を車に載せて立科町まで直行と言う強行軍でした。

木曽に到着すると睡魔と長旅の疲れでヘロヘロでしたが、美しい山々と可憐な山吹に癒されます。
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現在80歳になる母は兄が4人居りました。長兄は陸軍航空部隊の軍人であり戦闘機のパイロットで、退役後は黒曜石で有名な和田(現長和町)に居を構えておりました。次の兄が家業を継ぎ、其の次の兄は骨董商などの商売を営み、母の直ぐ上の兄は上場企業で副社長まで昇り詰めて現在は東京の目黒に住んでおります。今回は母の一つ上の目黒の叔父から刀を一口授かり、骨董商を営んでいた叔父の妻である叔母ちゃんから形見の一口を授かる段取りとなっていたのです。此の事については後日にブログに載せます。

話は釣りに戻りますが、入った本流はこんな感じです。
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この場所の対岸には弁天さまが磐座の上に鎮座しております。
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案内板もございます。一見すると鮎釣りのポイントにしか見えませんが魚影の濃いポイントです。稚鮎が放たれると、其の鮎を飽食した太いアマゴが掛かる事が有りますので油断出来ません。
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3日前の釣行で魚が瀬に出ている事を確認致しました。今の渓魚は盛期の様に速い流れで餌を食べる事はまだ出来ません。従ってトロ瀬よりチョッピリだけ速い瀬が狙い目ですが、その日の水量にもよるので実に微妙なのです。
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釣り方は瀬をボサ際から一筋一筋奥に向けて流して行きます。朝方は気温が大分冷え込んだ為にアタリが遠かったのですが、お日様が昇るとスイッチご入った様にイワナとアマゴが釣れてまいりました。

大きい沈み石や、良い流れには良い魚が着いてます。
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盛期の様なアタリでは無く、微妙なアタリが此の時期の特徴ですね。弁天さまの御前で釣らせて頂いたので重ねて有難く思いました。帰りに手を清めて襟を正して御礼申し上げました。
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しかし今回は身内が15人も集まりますので、大きさとかでは無く、此の数ではまだ足りません。しかし体力的にもキツくなってましたので上松町まで足を伸ばし、道路から釣れる楽チン釣り場に向かいました。私は放流魚は好きではありませんので連休用に放流するであろう場所は避けました。

いきなり25cmオーバーのイワナが来ました。
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今度も25cmの綺麗なアマゴです。
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今度は20cmはどのアマゴですけど綺麗な魚です。
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元気な暴れっぷりでした。
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木曽のアマゴは素肌美人です。
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キリが無いので割愛しますが、此処で残りの8匹を釣らせて貰いました。サンダル姿でつれるのですから有難い川です。此の後に魚の処理を済ませ、何時もの通りに胃の内容物を調べてメモに残して来年以降に備えました。今回も欲しい魚の数を木曽の龍神さまに授けて頂き有難い事です。最後に川に向けて拝礼して今朝の釣りを終えました。此の後は眠眠打破の力を借りて更級に立ち帰った次第です。