みすゞかる 信州の釣り人

体重0.14tの釣り師ですので目立つのが悩みです。 今までは写真を撮って釣行日誌としてましたが今後はブログとして趣味の歴史探索や刀剣も含めて綴ってみます。

木曽 イワナとアマゴ釣り 風薫る木曽

今年に入って今回が3回目でした。今年は温かくなるのが早いようで、更級の母親は里のタラの芽がもうじき終わりだと言っておりました。しかし更級と木曽は全く違い、実際に土曜日の朝は霜がおりておりました。当たり前ですけど木曽は更級よりは陽春が遅いですね。現在もハナモモが咲いて木曽は百花繚乱の季節を迎えておりました。木祖村の『あやめ公園池』ももう時期咲きますので実に楽しみです。

木曽の水仙は実に綺麗です。
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当日朝に松阪から木曽に到着してみると本流の水量が思ったより有りましたので迷わず上流部の本流に入りました。

今回入ったのは此の流れです。ノペっとした瀬ですが魚影が濃く、時として大物が出ます。この流れを親方直伝の浮玉目標に軽い錘で手前から一筋ずつ流して行きます。
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この橋の下流の方が大物ポイントです。実際にはもう少し季節が進んだ方が活性が上がりますね。
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此処は数年前の同じ時期に大アマゴが釣れた場所なのです。流れがゆるそうで速いトロ瀬に餌を投入すると直ぐにイワナらしきアタリが出ました。

本日の第1匹です。
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2匹目。
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3匹目。
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4匹目。
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5匹目。
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キリが無いので写真は省きますが、久しぶりに瀬での釣りを堪能させて頂きました。一度だけ沈み石の横で食ったヤツは私の豪竿を根本から曲げました。此の魚は痛恨のラインブレイクに終わりました。0.5号の通しなら取れると思っておりました。浮いた魚体は尺を遥かに上回るイワナ君でしたが、川の真んなかに居りました関係で流れに逆らってのタモ入れ失敗でダメでした。修業が足らないと反省する事しきりです。

まだまだ釣れますが一家族の夕飯には充分な量です。今回は最大で28amでしたが、前回と違って本流らしい太い個体です。
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金沢の釣友にも綺麗なタナビラが来ました。

釣りの後は山菜取りに行きました。単身赴任中なの私の分では無く、同行した仕事仲間の日曜日の食卓に彩りを添える算段です。
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秘密の場所に群生するタラの芽です。
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沢ワサビです。調理するとビリっと辛くてお酒にはモッテコイなのです。
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いくらでも有るコゴミです。癖がなくて美味しい山菜です。
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木曽の山菜取りは禁止区域が多く有るので注意が必要ですね。地元の方の迷惑にならないように注意して採取する必要があります。長年通っておりますので、山菜の出る場所は心得ているのです。全ては山神さまからの贈り物ですね。

何時もの南宮神社に参拝し、皆で御礼の参拝をさせて頂きました。数年前にお会いした氏子さんに偶然お会いして立ち話を致しまして、本殿の柿渋塗り直しの工程を伺いました。手弁当で全てを行う氏子さん達のお陰で気持ち良い参拝が出来ている事に対して御礼申し上げました。
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お昼は国道沿いの車屋蕎麦に寄って反省会です。乾いた喉にビールは最高です。運転手さんに感謝です!
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此のあと、七笑の温燗を皆で6合ほど頂戴し、最後は『かき揚げ蕎麦弁当』で締め括りです。車屋の親方が漬物や沢ワサビの醤油漬をアテに出してくれ、皆で美味しく頂きました。
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運転手の同僚にはノンアルコールビールで申し訳無い事をしましたが、ほろ酔い気分で常宿の旅館山水さんへ向かって長い昼寝となりました。

夕飯時には釣友と語らい、美酒と女将さんの心尽くしの料理で木曽路の夜は更けて行ったのです。