この時期、我々サラリーマンは転勤の季節です。毎年此の時期が近づくと気になります。今回は私にも転勤の社命が出ました。3年お世話になった雷門を後にする事になりました。様々な思いが巡りますが、3年間苦楽を共にした同志達がこの激変の時期において其々がどんな判断をして仕事に立ち向かって行くのか?とても気になります。一週間色々な事が有り、今週末も山神様と竜神様にお会いし、春の息吹を感じる予定でした。しかし致し方無い事ですが、東京都小池知事の要請により、都民は不要不急以外の外出は控える事と成りました。
Wikiより
この事は正しく現在我々を取り巻く国難であり、日本民族をあげて協力して取り組み、未知のウイルスという大敵に打ち勝つ必要があると考えます。そんな訳で私も今週末の釣行は無念ですが取り止めと致しました。もう一つの理由は、下の娘にバイトを強制的に休ませた手前、父親である私が釣りに行っては父親の面目が立たないのです。土曜日の朝ごはんを食べながら、よくよく考えてみると、恐らくこれは『万事塞翁が馬』で家族が全員家に居る週末はなかなか取れない貴重な時間かもしれません。
其処で昨年6月から此のブログを始める前に20年程行っていた写真付きの釣行日誌から思い出の釣行を紹介致します。
どれを載せようか?と考えておりましたが、一枚目は此に致しました。上の娘と川上村の赤顔橋下流堰堤に向かった時の写真です。当時の川上村内の千曲川本流は絶好調であり、前の週の夕マズメに砲弾のような大イワナが堰堤を越えておりましたので朝から太糸で釣ってみると、なんと25cm以上が29匹釣れて、娘が釣った魚のみキープ致しました。35cm級のイワナに四苦八苦して喜んでいた娘の顔が印象的でした。写真に2011年8月21日とございます。
次は特段の大物ではございませんが、美女谷温泉で有名な相模湖に流れ込む底沢川の赤いヤマメです。底沢ヤマメ保存会さんが管理をされている貴重な小河川であり、七ツ淵という往年の名ポイントも有ったみたいです。基本全てリリースしていたのですが、此の一匹は持ち帰りました。経緯を記載すると長文になるので省きますが、此こそが本物の丹沢ヤマメです。
3番目は2012年の千曲川解禁です。大物は大物ですが此の魚には思い出があるのです。当時の私の竿はがまかつの星煌峰でした。若い頃になけなしのお金を叩いて嫁さん騙して禁漁期に購入しましたが、解禁時に川上村千曲川本流の男橋下の堰堤で此の大物に穂先から5番目を折られでしまったのです。折れた竿をダッシュで駆けつけて掴み、取り込んだ魚です。橋の上から地元のおじさんに拍手を受け、恥ずかしく会釈した思い出が有る魚です。