みすゞかる 信州の釣り人

体重0.14tの釣り師ですので目立つのが悩みです。 今までは写真を撮って釣行日誌としてましたが今後はブログとして趣味の歴史探索や刀剣も含めて綴ってみます。

千曲川 イワナ釣り『春分の日』

川上村からは大分下流にあたりますが、更科を流れる千曲川の河原にはフキノトウが出ているとの母の話です。やがて雪代が千曲川を流れ下り、更に季節が進むと麓から山の上まで新緑と山桜の淡い色に染まり、お花畑さながらの風景に変わります。千曲川の河原にはセイヨウヤマガラシの黄色い花が一面に咲き広がり、やっと魚が瀬に出てまいります。小さな頃に近所のおじさんに聞いたのですが、『都会からお嫁さんを貰うなら春になったら此処に連れて来い、きれいな場所なので絶対此処に住みたくなるから』との事でした。故郷を離れている私にとって、望郷の念に駆られる記憶の一つです。さて本日は春分の日と言う事も有り、とても温かく、春の光景を思い描きながらの釣りとなる予定でした。

解禁より釣り師が入り、釣れる魚は釣られております。オマケに雨が降って無いので川の状態がリセットされていない厳しい状況です。隠れている魚の目の前に餌を持って行かないと釣れないと判断し、今回は石の大きい小河川を選びました。体重0.14tの私めには負担が大きく、スクワット210kgを誇った私の大腿四頭筋も時が経って弱体化し、膝がガクガクする谷です。

夜半から雨が降っておりましたので、コレは活性が上がると喜び勇んでおりましたが、現場に着くとみぞれに成り、みぞれからアラレになりました。小一時間程降ったあられで急に冷えたのか?腕が悪いのか?分かりませんが、アタリはしばらく出ませんでした。お日様がさすとポツポツと食い出しました。今更ながらですが、やはりお日様は偉大です。

このポイントは昨年の台風前と変わっておりません。
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キレイなイワナが出てくれました。竜神様に感謝です。
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何処から流れて来たのか大岩が川を塞いでおりますので、その度に高巻いて大汗です。小河川は小型が多いのでリリースを繰り返し、自己既定持ち帰り引数と成りました。
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足がつりそうなのでほぐす為に温泉に来ました。源泉掛け流し、食事が美味しい、仮眠スペースと枕と毛布と座布団常備....と日帰り釣り師には最高の施設です。改めて小海町観光協会さん、生姜焼き定食最高です!良い施設を運営して頂き有難うございます。
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また、今回川上村内を流れる支流で釣りをしたのですが、余りにも酷い千曲川川上の現状を渓友会の先輩が写真に納めましたのでほんの一部だけお伝え致します。

M字型に変形した『男橋』 この橋の上にある瀬では過去何回も良い思いをさせてるもらっているだけに『男橋』の此の惨状は悲しいモノがあります。
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此処から見ると映画の世界です
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1日でも早く、昔のイワナが溢れ、フライマンが綺麗なループを描いている川上村になって欲しいと渓友一同で願っている次第です。