みすゞかる 信州の釣り人

体重0.14tの釣り師ですので目立つのが悩みです。 今までは写真を撮って釣行日誌としてましたが今後はブログとして趣味の歴史探索や刀剣も含めて綴ってみます。

木曽川 アマゴ釣り 不思議な夢

最近は朝方の暑さが少しだけ和らいで来ました。ホームグランドである木曽川上流では、渓魚達が少しづつ秋に向けて動いている時期ではないかと考えて釣りに出かけました。

季節的な事も有りますが、今回は大物一発勝負では無く、塩焼きサイズで良いのでアマゴの数釣りを目的と致しました。

木曽では桔梗が綺麗に咲いて迎えてくれております。
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何処に入るか迷いましたが『曇りはヒラキとトロ瀬』のセオリー通りのポイントを選び、実釣を開始しました。食い込みの良い様に細めのミミズを選んでる投入すると直ぐに小気味良いアタリが出て、少し顎がシャクれた雄アマゴが釣れました。

ここは大きい支流の上流部です。浅いように見えますが、以外と水深がある緩いトロ瀬のポイントです。
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どつやら釣り場がしばらく釣られていなかったみたいで、ほぼ全ての筋にアマゴがついております。

白泡が立つ流れ込みで9寸が出てくれました。
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楽しませて頂きました。コレだけ有れば来週の半ばまでの夕ご飯の惣菜は買う必要が有りません。
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小沢で魚の処理を済ませてから、車中で昨夜作った昆布オニギリを頂き、くつろいでおりますと窓から入り込む爽やかな高原の空気が実に心地よく、いつの間にか深い眠りに入ってしまいました。 

今回の此の仮眠中に不思議な夢を見たのです。白い着物を着ている小さい子供二人が寝ている私の前に出て来て、何やら耳元で囁いているのです。そして其のうちの1人が私の左手の人差し指を握ってニコっと笑いました。そこで夢が覚めたのですが清らかな子供の瞳が印象的な不思議な夢でした。時間は15時間を過ぎたばなりでしたが、空模様は怪しくて今にも雨が降りそうです。

私の経験上ですが、得てして此のような状況のマズメ時は釣れます。マズメ時(釣りには朝と夕方のゴーデンタイムが存在します)迄持つのは帰路を思うと無理なので、今から1時間だけ試してみる事と致しました。

先程の入渓地点から直ぐ下流にある此の流れにミミズを投入すると、引ったくる様なアタリで良いアマゴが釣れて来ました。
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あっという間に5つも綺麗なアマゴが釣れてくれました。コレで本当に夕食の買い物を1週間行わなくても平気になりました。
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今日はたまたまアマゴの活性が高い日だったとは思いますが、木曽川水系の河川の凄さを感じました。木曽川龍神様に感謝して拝礼した次第です。

さて後半のアマゴの処理を行っていた時の話です。私は何時も魚の処理に小河川から水を引いている水路を使わせて頂いているのですが、其の水路の左右には丈の短い雑草がごさいます。其処に腰掛けて水路に両足を入れて魚の処理を行うのですが、座ろうと左手を雑草の中についた時に、ガサっと草の下の何かが動きました。咄嗟に左手を引いた時に、今まさにマムシが私の人差し指に咬みつこうとしていたのです。大口を開けた太い実に立派なマムシ君でした。

間一髪です! 危うくマムシの毒牙にやられる寸前でした。長く渓流釣りをしておりますが始めての経験です。其の時にフッと昼の夢を思い出しました。白い服を着た愛らしい子供が私の左手の人差し指を握った夢です。夢の中の子供達は木曽の神さまの御使いだったのでしょうか? 汗ばむ中で、しばらく呆然としておりましたが、改めて帽子を取って木曽の水神様に御礼申し上げました。山に分け入る渓流釣りをしていると年に何回か不思議な事が起こります。何か清い気持ちになりながらアマゴをクーラーに入れて松阪市までの帰路につきました。