みすゞかる 信州の釣り人

体重0.14tの釣り師ですので目立つのが悩みです。 今までは写真を撮って釣行日誌としてましたが今後はブログとして趣味の歴史探索や刀剣も含めて綴ってみます。

木曽川 イワナ アマゴ釣り 暑い日

全国的に梅雨が明けました。連日酷暑が続いております。これからは夕立ちと台風のタイミングが重要となる事と共に、朝一のポイント選びが明暗を分ける事に成ります。しかし本日は不覚にも車中で寝過ごしてしまい、朝一のタイミングを棒に振ってしまいました....トホホ....。

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入渓場所には落差がある所を想像してました。決めたのは薮原地区の本流にある高い堰堤です。秋山郷に住んでいた師匠と一緒に雑魚川にある大滝に竿を出した時に『高い滝は必ず下から湧水が出ているから春でも夏でも魚が集まるんだ、特に夏と禁漁前が良いぞ』と教えて貰った事を思い出した次第です。

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遅れた分勇んで竿を出すと、小さいイワナのオンパレードです。5匹目くらいにリリースした小イワナが浮いたまま蘇生しなかったので骨酒様にビクに入れました。次にやっと食べ頃イワナが釣れてまいりました。

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上の写真を右手で携帯を持って撮影し、どうもアングルが気に入らなかったので更にもう一枚撮ろうとしたら手元からスルっと携帯が滑り落ち、ボチャっと水中に落ちました!一瞬凍りつきましたが、すぐさま拾い上げ電源を切り、乾かす為に河原石の上に起きました。なんてお馬鹿な事を...小イワナをビクに入れたせいかな〜と反省しても後のまつりです。竿を肩に担いだまましばらく呆然としてましたが、後は木曽のお天道様にお任せするしかごさいませんので再び釣りを再開致しました。

一番深い場所に鮎玉0.8号、錘下40cmにしてミミズを投入するとググっとイワナ特有のアタリが出ました。一呼吸置いて竿を上げると強い引きが手元に伝わってまいりました。前後左右に暴れましたが、最後にクルッと回った後で水面に姿を表したのは尺はあろうかと思われるイワナでした。その後もう1匹食べ頃サイズを追加するとアタリが遠のきましたので、先程の乾かした携帯を取り上げて恐る恐る電源を入れてみると何時ものアップルマークがついて待ち受け画面になりました。『助かった〜』と一人だけなのに思わず声にしてしまいました。木曽のお天道様に帽子をとって手を合わせて御礼申し上げました。

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携帯を乾かしてくれたお日様が高く上り、かなり気温が上がってまいりました。自己制限引数まで後1匹残ってますので木曽福島の行人橋下に行ってみると複数の釣り人がおりましたのでこの場所を諦めました。

川の流れに崖家造りの家が並びます。
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もう釣れても釣れなくても良いので、正沢川上流部に向かいました。以前は毎週の様に入ってましたが石が砂に埋もれて最近はメッキリ魚影が薄くなった事も有り、しばらく入っていない川の一つとなってました。川の様子も大水ですっかり変わってしまっていると思っていました。ところが実際現地に行ってみると過去に何回も大物を釣り上げたポイントが昔の状態で残ってました。早速元気な細ミミズを3匹ほど房掛けにしたモノを投入すると流れに逆らって目印が上流に上りました。釣り上げると18cmくらいの細いイワナでした。リリースして再度投入すると同じポイントでグクっとくるアタリが出ました。また18cmくらいかな〜と思いながら竿を上げると動きません! んん? 水中の枝か何かに引っかかったかな?と思いながら横に引っ張ると急に水中のモノが暴れ出しました。すこし浮いた魚体が黒かったのでイワナである事は間違い無いと思いましたが、其れにしても見事な暴れっぷりでした。タモ入れしたのは35cmの雌イワナでした。

魚体が黒く本流の魚とは違います。
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顔が小さいので小顔美人さんですね。
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此の幸運を木曽川竜神様に感謝し、拝礼した次第です。正沢川上流部は七笑橋付近とどのくらい標高差があるか分かりませんが涼しい釣り場でした。時計を見ると9時48分でしたが自己規定引数迄達していたのでこれで終わりとし、町田市までの帰路につきました。