みすゞかる 信州の釣り人

体重0.14tの釣り師ですので目立つのが悩みです。 今までは写真を撮って釣行日誌としてましたが今後はブログとして趣味の歴史探索や刀剣も含めて綴ってみます。

木曽釣行 おまけ 神気溢れる氏神様

木曽に釣行される方で歴史に御興味のある方は木曾義仲公縁の旗挙八幡宮をご参拝された方が多いと思われます。周辺には義仲館や手習天神、女武者である巴御前が水浴びをしたと伝わる巴淵、義仲公の養父である中原兼遠公のお墓など平家物語の最初を飾る有名な人物に纏わる場所が多く存在致します。釣りの合間にテーマを設けて立ち寄るのも楽しみのひとつです。

そんな中で目立たない存在では有りますが、宮ノ越の国道沿いに神気溢れる氏神様が鎮座されておりますのでご紹介致します。名前は『南宮神社』です。武田信玄公が諏訪法性の旗に『諏訪南宮上下大明神』と入れて軍旗にした事は有名ですが、此方の南宮神社は美濃の南宮大社から勧進されたと説明書きにはございました。御祭神の金山彦命古事記日本書紀にも登場する有名な神様で鉱山や鍛冶の守神とされております。なかでも古来よりの製鉄方法である『たたら』を行う人々が信仰した神様であると刀剣好きな私は認識しております。また金山彦命勧進される前には違う神様が鎮座されていたと説明書きにございました。
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鉱物の神→鍛冶の神→武具製造の神→刀槍の神→合戦の神....と連想されるのかは分かりませんが武運に御利益があり、同時に安産にも御利益があるとの事です。拝殿の横に『安産守りの石』と書いた木箱が有り、その中から石を一つ持ち出し、無事に子供が生まれたら一つ石を添えてお返しすると言う風習があると宿屋の主人から聞きました。
拝殿の前には峻烈な水が流れ降る小川が有り、何とも言えない雰囲気で綺麗です。
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清い水流が左から右へ流れております。
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山葵の葉が水流で揺れているのが涼しげでした。
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貴重な赤岩が川縁に置かれておりました。
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この赤岩を砕いて製作された物と思われる凄い竜神様が手洗舎にございます。竜神様の角と牙は恐らく鹿の角で製作された物と思われます。
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国家である君が代にある『さざれ石』は木漏れ日の中で岩なのに光り輝いておりした。
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凄いのは拝殿に向かって奥の岩山から流れ降る滝です。『旭の滝』と有りましたが義仲公の旭将軍に因んで命名されたモノでしょうか?
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結構な高さから滝が流れます。
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水の小さなしぶきに木漏れ日あたりキラキラ輝いているのが写真で表現出来なくて残念です。此の滝の前には紅葉が黄緑色の美しい葉を誇らしげに付けておりますが、秋の紅葉時にはさぞ美しい景色になると思われます。清浄な空気に満たされて清けやかな感覚が体中に満ちました。余所者である我々の様な遠来の釣り師が安全に釣行出来ている事に改めて御礼申し上げだ次第です。南宮神社の前の国道を数え切れない程通りましたが今回は何かを感じて初めて参拝致しました。
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夏休み 木曽川 イワナ アマゴ釣り その2

その1から続きとなります!
仮眠した菅川沿いには木漏れ日の中に沢山の花が咲いて美しい光景でした。
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予約してあった宿に入り挨拶を済まし部屋に入ると町田市では考えられない事ですが、冷房設備は無いのに部屋の中が涼しいのです。冷房の感覚とは明らかに違う体に良い涼しさで、堪らず横になると何時の間にか寝てしまいました。目覚ましの音と共に16時に起きたら宿泊者の特権である夕まずめです! どうやら寝ている間に一雨降ったみたいです。まだ夕刻まで時間が有りますのでムサザワ川上流にある『野いちご』の群生している所に向って野いちご摘みを致しました。
食べる分だけ頂くつもりでしたが、つい沢山取ってしまいます。食べるれだけ食べてしまいました。
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ビタミンCを沢山取って元気に成ったので狙っていた吉田洞門横の本流に向かいました。
7月初旬の出水で流れが大分変わってます。
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制限時間1時間半で25cmより小さいのは全てリリースする事に決めて実釣開始です。ほぼ入れ食いでイワシサイズが釣れてまいります。それなら朝の釣りで成功した様に強い流れの中を狙おうと流芯横にある沈む流れに5号玉を付けた仕掛けを入れ馴染ませて流すしますが、流芯に入るとあっと言う間に流れ下ります。何投目かにヒュンと流れる仕掛けが沈み石を超えた所でピタっと止まりましたので竿を立てると強い引きで元気な尺アマゴが釣れてまいりました。
此の白っぽい石についておりました。
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少し進んだ場所で同じように釣って25cmイワナが釣れてまいりましたが少し細いです。堰堤まで釣り上がり落ち込みを流していると投餌に失敗し、沈んで行く流れに入らずプカプカ浮いている餌にバクっと大きい魚が出ました。反射的に合わせると強いトルクの有る引きです。やっと浮いて来たのは尺イワナでした。フィナーレを飾るには充分でしたのでコレで終了と致しました。
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宿に戻りお風呂を頂いて食事です。酒好きな私にはピッタリのメニューです。特別注文でアマゴの刺身を出して頂きました。
醤油につけるとパッと油が広がる豊潤な味わいです。色とりどりの花が飾られ料理人の感性が出ておりました。
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ほろ酔い加減で部屋に戻り娘と話しているうちに記憶がなくなりました。翌朝は迎え盆の日です。我が家では迎え盆から送り盆まで釣り禁止令が連綿と言い伝えられております。13日の朝は釣りは行わない為にゆっくり休ませて頂きました。さあ此れで夏休みの釣りも終了です。7時に朝食を頂き、8時に宿を出て一か所だけ地元の氏神様に参拝し、本来の目的であった更科に墓参りに向かいました。
昨年の我が家のお盆の光景です。
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夏休み 木曽川 イワナ アマゴ釣り その1

今年のお盆は更科の実家に帰る事を諦めました。しかし13日の午前中に母と妹夫婦がご先祖様をお墓に迎えに行く前のタイミングでお墓参りに行く事と致しました。もちろん家には寄らずに速攻帰りです。都合よく会社の休みが12日から取れましたので其の前に木曽川に向かいました。
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先週の釣りは珍しく読みがバッチリ合いましたが、今週は水も下がっている事と、三連休で釣り人が入りまくった後なのでシビアな釣りになる事は覚悟しておりました。12日の夜は木曽福島の宿屋さんが昨今『バイ菌扱い』の東京在住の私達にも関わらず泊めて頂ける事と成りました。

釣りの話に戻ります! 大水後のフレッシュランでヤル気満々の魚は三連休で釣られております。考えた挙句に木曽川がコの字型に曲がる2箇所の中間に狙いを定めました。

現在通行止めになっている神谷川沿いに権兵衛トンネル方面に曲がる所にある信号機の少し上流にある橋から入りました。
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此処は退渓点近くの流れです。
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まだ水量は多いですが大水で苔が流されて滑り難い事と0.14tの体重を生かした遡行は無敵です! 
早速カケアガリを攻めると良い型のアマゴが釣れました。
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ポイント毎に良いアマゴが楽しませてくれます。
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もう少し大きいヤツが釣りたいので流心を攻めると静かに水中の浮玉目印沈み込みました。合わせも決まって抜こうと思うと、全く動きません! 少ししてビックリした様に暴れ出しました。強い引きで竿は満月ですが、先週よりは小さく感じます。充分弱らせて上がって来たのは尺一寸の太いアマゴでした。天を仰いで帽子を脱ぎ木曽川竜神様に御礼申し上げました。泣き尺のイワナを含めて自己制限引数の5匹に到達したので退渓店まで遡行して終わりと致しました。
今日はアマゴが多かったです。
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魚の処理を済ますと娘が『お腹減った〜』とうるさいので菅川沿いにある広場で娘の作ったおにぎり、卵焼き、唐揚げとスーパーで買ったカップラーメンで大分早いお昼と致しました。しかし箸が無い事に気づき、仕方ないので木の枝をナイフで削って即席の箸と致しました。
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娘のおにぎりがデカ過ぎてお腹いっぱいに成ったら眠気が襲って来たので菅川沿いの日陰に車を止め仮眠をとりました。二人して大爆睡でした。
晴れて来て、一年ぶりに見る木曽の夏空となりました。
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木曽川 イワナ アマゴ釣り 僥倖の巻

金曜日の仕事を終わり、眠眠打破の助けを借りて木曽に到着致しました。朝靄の煙る川を覗いたら少し色の付いた思う通りの流れでした! 蒸せ返る程の山の緑と、スカッと抜ける高い空の木曽らしい夏の一日を期待してまいりましたが、残念ながら本日は曇り空です! しかし釣りには丁度良いのではないかと思われる日でした。
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今日の目当ての場所は藪原の本流です。周囲に誰も居ない事を確認して入渓致しました。目当ての場所に立ち、天井糸の長さを調節して針に餌をつけて振り込もうとすると、なんと私の30m程上に別の釣り人が入ろうとしているではありませんか! 古より伝わって来た渓流釣りのルールを守らない無礼極まる奴輩です。『頭ハネ』と言われる此の掟破りは木曽では良く有る事ですが、同じ信州でも千曲川水系では殆ど無い事です。流石の私も久しぶりに腹が立ちました。握力90kg、ベンチプレス180kgの膂力と柔道.剣道.空手を合わせて九段の業前を生身の肉体に試そうかと思いましたが.....。よく考えると其れも詮無い事で全ては竜神様のお導きと思い直して其のポイントを諦めました。

まだ時間は早いのでポイントを上流に移して周囲に誰も居ない事を確認して再入渓致しました。小玉スイカから大玉スイカくらいの石が敷き詰められた得意の速瀬です。ボサ際を流すと一投目から綺麗なアマゴが楽しませてくれました。 
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続け様に美味しそうなアマゴが来ました。
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橋の下をくぐって石裏ポイントのある瀬にまいりました。
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何気なく石裏に投餌したら流れ出しまで目印が流れてビタっと止まりました。此の強い流れにガン玉5号なので止まる訳がありません! 空かさず合わせると強烈な引きです。動きが速いからアマゴだと分かりましたが、アマゴなら相当な大物です。ガンバレ0.6号と心で思いながら竿をためてると、やっと弱ってくれました。タモ入れに成功し魚体を見ると顎が気持ちシャクれて、薄く婚姻色が出た38cmの立派な雄アマゴでした。先程の事が無かったら此の魚に出会えなかったと考えると、木曽川竜神様に御導きを頂いた事に改めて感謝致しました。大きなアマゴを暴れさせたのでキツイかなと思いつつ再度もう一つの石裏に投餌すると、ズドンと手元まで伝わる明確なアタリが来て、先程と同じ強い手応えです。しばらくのやり取りでタモ入れしたのは40cmの太い見事なヤマトイワナでした。お盆と正月が一緒に来た感じで再度竜神様に御礼の拝礼を致しました。正直もう満足ですが、少し上流の岩の裏が気になりましたので遡行して探ってみると抑え込むような静かなアタリです。合わせてみるとイワナ特有のトルクのある引きで三匹目の尺上イワナがタモに入りました。実釣開始から都合50分で自己制限引数に達しましたので竿を仕舞いました。素晴らしい渓魚を育む木曽の自然に畏敬の念を抱き木曽川の底力を感じた釣行となりました。
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本日はもう一つの僥倖がございます。宮ノ越の本流に入った渓友が淵のカケアガりで自己最高記録の40cm大イワナを釣り、おまけに尺アマゴも釣りました。今日はきっと年に1回か2回のイワナの出口と言われる日かも知れません。
太い木曽の大イワナです!
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尺アマゴは何故か銀毛していて郡上のシラメに似ております。日吉発電所の深みからの遡上モノでしょうか?

帰りに木祖村氏神様である諏訪神社に参拝し、釣果の御礼と日頃安全な釣行を全う出来ている事に対して御礼申し上げました。歴史のありそうな立派な神社でした。
朱色の鳥居です。朱色には降魔(ゴウマ)の力があるとされております。
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手水舎には竜神様の意匠が施されておりました。
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千曲川イワナ釣り

更科の伝承
私の郷里である更科に於いて8月1日は『石の戸』と呼ばれております。あの世と此の世を塞ぐ石の扉が破られて、祖霊が此方の世界に出てまいります。祖霊は遠い道を辿る旅をされ、お盆には子孫がいる家に辿り着くとされてます。その為に我々はお墓掃除を行い、仏壇に『おやき』と言う郷土料理を供えます。
Wikipediaより
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釣りの話に移します。今週は梅雨も終盤の千曲川水系の杣添川上流に行ってまいりました。勿論ですが感染対策の事もあって各自が自分の車での出陣であり、現地のお店も何処にも寄らずにお弁当持参で直行直帰です。味気ない事ですが仕方有りません。
中流に入る秘密の入渓路から体重を利用した強行突破で入渓してみると、かなり水が高くて薄く色が付いております。ベストコンディション〜っと言える状態だと感じました。

連日の雨で岩の配置が入る度に違う様な気が致します。
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先々週の事ですが普段は慎重な渓流釣り歴20年の渓友が単独釣行の時に強い水流を対岸に渡河出来ず10m程流されてしまった事件が起きました。また週初だったと思いますが山梨県道志川で不幸にも命を失う水難事故が起こるなど河川の増水に伴う嫌な話がございました。また本日が前述の『石の戸』である事も踏まえて無理は絶対禁物である旨を渓友に伝えて実釣を開始致しました。

久しぶりに晴れの渓です。
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5匹くらいオチビさんに遊んで貰った後に実績のあるポイントに出ました。
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得意のポイントですが水量が多くて攻め難い状況です。3投目が上手に沈む流れを捉えて馴染んだと思ったらアタリがまいりました。待望のトルクのある強い引きです!久しぶりの尺モノか....と慎重にやり取りを行い無事タモ入れした魚は背っ張り雄イワナの尺モノでした。嬉しい釣課に一週間の疲れも吹っ飛びます。千曲川竜神様に手を合わせて感謝致しました。
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下から遡って来たのか尾鰭の下が擦れております。
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今晩は娘達が好きな渓流魚のホイル焼きにするつもりなので20cmクラスを自己設定引数までキープして、その後釣った魚はお帰り頂きました。
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山ゆりが流れの際に二輪咲いておりました。
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毎年この時期には存在感が抜群で季節の変化を教えてくれます。夏の渓は此処から本番なので楽しみです。

小沢の釣り

休みで時間を持て余し、近隣の沢でもやってみるかと思い立ちました。近隣と言っても車で少し掛かりますが魚影の濃い沢です。前の夜に布団に入りましたが寝れないので釣り場で寝て待とうと考え出発致しました。現地に深夜23時半に到着して車で仮眠しておりますと何時の間にか寝てました。朝方5時に車をぶっ叩く雨音に目が覚めてみると車の外は大雨です。『え〜こんなに降ってるの?』と沢を覗いてみるとライオネスコーヒーキャンディ色の水が流れ下っております。

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『う〜ん このままでとは....』カッパを着込みました。着替えている最中にも衣服は濡れますが体温の低下を防ぐ目的でもカッパは着た方が良いですね! 
流れの緩い場所を見つけて餌を止める様に流すと『トントントン』とイワナのアタリです。エイヤっと抜き上げると綺麗な日光イワナが釣れてまいりました。
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結構魚影が濃いです。
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此の大きな胸鰭で登って来たのですね。
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自己制限引数に成り、雨足も更に強くなったので止めに致しました。本日も綺麗な渓魚を釣らせて頂いた竜神様に感謝し、びしょ濡れの衣服を着替えて帰路につきました。少しだけ悔しいのは濁り用の0.8号のヒトヒロ仕掛けをブチ切ったセッパリの大イワナが取り込めなかった事です。

木曽川渓流釣り  ずぶ濡れ貧果の巻

今回も単独で出発し、食事や飲み物の一切を持参し、何処にも寄らずに帰る事を自分に科した釣行と致しました。道中の渓友との会話がなくて少し寂しい事と愛する土地の地元経済に貢献出来ないのが悔やまれますが仕方ありません。万難を配して直接手に触れるのは渓の岩と樹木と車と釣具と渓魚とミミズだけにしております。
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現地に着いてみると天気予報では曇りだったと思うのですが全くハズレで思いっきり雨です。最近ずっと『はじまりは何時も雨』でちょっぴりメゲますが合羽を着込み気合充分です。本流の濁りは感覚的に釣れる濁りであり、先週と比べて水は落ちております。勢い勇んで投餌を繰り返しました...が.....ん? 場所を少し移動して再度投餌するも......あれ? そうかボサ際だと思ってボサギリギリをゆっくり流しまくりますが.....あら? 意地になり少し下流に下り釣りますが生物反応がありません。流石に3箇所実績のあるポイントをせめて諦めました。木曽川竜神様は御機嫌ななめでした。そこで車を木曽福島に車を走らせ支流に入りました。

街中を流れる八沢川です。
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久しぶりに入った川ですが雨で色がついて増水しております。

良い色です。
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瀬を流すと良い引き味で釣れたのは尾鰭が丸い成魚放流の8寸五分アマゴです。成魚放流を釣るなら何も木曽に来なくても丹沢あたりの管理釣り場で充分なので御帰り頂きました。その後も立派な成魚放流が続き、たまにボツボツと天然物が混じります。国道まで釣り、お帰り頂いた成魚放流魚は30匹を超えましたが皆良い型でした。然し天然物は8匹程で最後の3匹は自己設定引数の規程オーバーにつき御帰り頂きました。
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大物は出ませんでしたが木曽の綺麗な魚を授けてくれた事に対して、川沿いに鎮座される水無神社の神様に御礼の意を込めて参道から拝礼致しました。車に戻ってズブ濡れの衣服の着替え行い、おにぎりを食べて不貞寝を貪り帰路につきました。