信州千曲観光局のホームページより、 姨捨にある棚田の写真です。
私の育った更科の実家周辺は家から15mで佐野川と言う川が流れ
秋山郷の師匠から頂いた山刀(鞘しかないので携帯に不便) や義父の弟で山仕事をやっていた叔父さんから頂いたトラックの板 バネから削り出した剣鉈など様々な刃物を多く所有しておりますが 、やはり和式刃物は抜群に切れますね! 青紙や白紙で打たれた物などは使用していて本当に気持ちが良い切 れ味です。反対に炭素鋼でも何となく弱い物も有ります。 鉄に粘りが無いのか分かりませんが、 中砥の段階で刃先から糸より細い棒状の刃先部分が取れて仕舞う物 も有ります。 炭素鋼のオピネルナイフも同じ現象になる物が有ります。 同じ炭素鋼でもコールドスチールやアイトールなどのメーカーの炭 素鋼ナイフは此の現象は起こりません。 釣りなどに使う刃物は必要ならその都度研ぐのですが、 此の時期にはメンテナンスも兼ねて使用した物を全て研ぎ直します 。整形が必要なら粗砥からですが、大体は中砥からスタートです。 炭素鋼に粗い砥石の砥石目が残ったら、 其処から錆びますので中砥の段階で砥石目を除去した方が錆び難く なります。 炭素鋼のナイフに皮シースが付いている物もございますが、 皮のナメシには元々大量の塩を使いますのでシースに入れっぱなし だと錆びます。 特に雨の日や朝露でシースが濡れるとテキメンです。 ステンレス製の刃物はシースに入れて長期間保管するとヒルト( 鍔)が変色致します。シースの形も崩れますのでシースから抜いた状態で保管をお勧め致 します。良質なセラミック砥石が出回ってから研ぎ時間も少なくて済み、とても楽になりました。 今はまだ昼頃ですが、今から全部研ぎます..... 研ぎ終わったら砥石の面直しです..... 終わるのは夕方だと思われます。