今週は渓友会の仲間が更科に参集致しました。1人は加賀国、1人は越後国、1人は武蔵国からです。
道中にアケビが沢山出てました。
長年数々の渓を共にした気心知れた渓友達です。宿も押さえて有り、本日は存分にキノコ採りをさせて頂く予定となっております。
山ではウチワカエデも色付いております。渓の禁漁から冬までは何時もアッと言う間に感じます。
可愛いジコボさんが沢山出ておりました。写真は採り時のジコボ3兄弟です。
今年やっと出会えた香茸(こうたけ)です。地元では幻のキノコと言われております。
見ためは少しグロテスクですが、乾燥させて香茸ご飯に致しますと、最高に美味しいキノコなのです。今回は全部で5本の収穫でした。
香茸の裏側はボロ雑巾の様です。
ハナビラタケさんにも御出まし頂きました。個人的には中華上湯(シャンタン)と胡麻油を入れてスープで頂くのが好きです。
昨年の香茸を乾燥させておき、今年の夏に香茸ご飯にしたものです。キノコ汁は塩蔵ジコボを戻したものとなります。
ジコボも本格的に出てまいりました。
今回はジコボだけでトレー4箱の大量です。感の鋭い4人の渓流釣り師が居りますと流石に違います。
山中では常にキノコ鑑定です。鑑定と申しましても、小生の知っている種別はせいぜい20種程ですので毎年勉強です。
重くなった魚籠を空にする為、車まで何回も往復し、流石に疲れてまいりました。標高の高い場所は未だ早稲(わせ)のジコボですから虫も居らず美味しそうです。
本日はアミハナイグチも沢山採れました。傘の表面はベルベットの様な質感です。
アミハナチグチの裏側は特徴的です。此のキノコはカラマツと共生するキノコでして、癖がなくて美味しいキノコです。
良い状態のウラベニホテイシメジです。
状態の良いウラベニさんは全部でこれだけてした。
キノコ採りを11時には終了し、小一時間かけて山神さまに御礼に向かいました。これでキノコ採りの全行程終了です。
記念撮影させて頂きました。
渓友達には更科名物を食べて貰おうと考え、老舗粉屋の滝沢製粉所さまが運営されている『一松亭』に向かいました。
地元の蕎麦屋は比較的に小規模店舗が多いなかで、一松亭さんは珍しい本格蕎麦屋さんの大店なのです。
確か私が10歳前後の時に国道沿いに店を構えられたと思います。其の折に家族で来たので良く覚えております。
北信濃名物の『おしぼり蕎麦』です。ネズミ大根の搾り汁に信州味噌とネギとカツオ節を交えたツユで頂きます。小生に取りましては郷里の味になります。
更に更科と言えば、何と言っても『更科蕎麦』です。外皮を除いた蕎麦の実を使った贅沢な蕎麦になります。鼻腔まで通り抜ける蕎麦の香りが特徴です。
其の後、渓友達には、我が実家で休んで貰いました。毎年の事ですが、皆さん郷土の手土産を持参して頂き、母も恐縮しておりました。
少し観光させて頂きました。写真は更科を一望出来る長楽寺の巨岩です。
有難い事に、本日は晴天にも恵まれ、良いキノコ採り日和になった事を我が氏神さまに感謝した次第です。
宿では地酒を酌み交わしながら更科の夜は静かに更けて行きました。