キノコ採りも『晩秋キノコ』の時期となり佳境を迎えてまいりました。信州では標高の高い志賀高原辺りの紅葉が最盛期となっております。
先週の三連休の中日に妹夫婦と母を伴って志賀高原の蓮池(標高約1600m)の紅葉を見に行ってまいりました。
高原の池に浮かぶ蓮の葉ですが、紅葉してパステルカラーになっております(笑)。
紅葉は順次下界に降りてまいります。そして最後に唐松の美しい紅葉となり、真冬の雪景色を経て山は長いモノトーンの世界に変貌してしまいます。
話をキノコ採りに戻します。今週は大好きな栗茸が狙いです。昔の話ですが、我が妹は誕生日に食べたいモノを母から聞かれたら折に『干した栗茸の御飯が食べたい〜』と毎年話しておりました。
今週は母を連れて山に入りました。今回も確りジコボさんが出ており、有難い事に何箇所も群生しておりました。
今日のジコボはトレー3杯の大収穫でした。
ジコボ採り後に母には車で休んで貰い、私は少し傾斜のキツい場所に向かいました。狙いは毎年栗茸の出る場所です。
やはり今年も栗茸が出ておりました。嬉しい初物となります。
栗茸は柄の部分が長く、広げると一株でこんな感じになります。個人的に栗茸は柄の部分が美味しいと思います。
所々に出ております。
見ただけで美味しい栗茸ご飯の香りが脳裏をよぎります。
栗茸の小さい株です。
右端の幼菌栗茸は確かに栗の色にそっくりですね。
栗茸や香茸は旨味を引き出す為に籠で干すのですが、キノコは殆どが水分で有りまして、干しますとカサがグッと縮みます。大量のキノコも干しますと驚く程に少量になるのです。
子供の頃は『あんなに採ったのに、これだけになっちゃうの?』と母に話していたのを覚えております。
しかし、此の干し栗茸を温水で戻し、其の戻し汁まで使った炊き込み御飯は格別の味になるのです。
昨年食べた栗茸の炊き込み御飯です。風味を伝える事が出来ず、とても残念ですが『えも言われぬ』旨味に仕上がります。
私にとりまして『栗茸ご飯』は正に郷里更科における秋の味覚となります。人によっては加熱時に僅かに栗の香りがすると表現される方もお見えです。
今週の目的は栗茸でした。収穫も大魚籠2杯ほど授かり、すっかり満足させて頂きました。後は恒例の山神さまへの参拝です。キノコ採りを行った大田原地区周辺からは小一時間程です。
山神さまの本殿の奥には、水神さまの神池が有りますが、其の石垣の際にイワナが居りました。神池に住むイワナは特別な存在に感じます。
7寸程のイワナですが、此の小沢では最大サイズです。良い子孫を残して今後も累代に渡り、神池を護って欲しくエールを送った次第です。
自宅に戻り、栗茸は流水で洗い流して干し籠に入れました。秋の乾燥した気候で約1カ月程干す予定です。
ジコボは下拵えした後に塩蔵用と直ぐに食べるモノとに分けました。直ぐに食べる分は近所の高齢者宅にお裾分け致しました。近所の諸先輩方は若い頃から色々可愛がって貰った皆様です。
残った分を味噌汁の具にして、残りは『ブタジコボ』に致しました。豚バラと茄子を炒めて塩胡椒で味付けし、ジコボを入れて白ワインで炒め煮し、水分が少なくなったら完成のシンプルな料理です。
ジコボと豚バラの旨味をタップリと茄子か吸収しており、ジコボのトロみと相まって美味しく頂けます。
今宵の肴にさせて致く予定でしたが、母と妹夫婦が昼ご飯の折にペロっと食べてしまいました。其れもまた嬉しからずやです。