叔母が大手術を終え、元気になって自宅に戻ったのは約1ヶ月前の事でした。入院前に『叔母ちゃん、退院したら大好きなお寿司を食べに行こうよ』と話しておりました。
其の快気祝いが夏至である土曜日の夕方に有ります。当日は母も昼迄友人と会っているとの事でして、昼過ぎに実家に到着すれば問題有りません。木曽から実家までは約1時間です。其のような訳で今週も木曽川の渓魚達に会いに行った次第です。

先週の大雨で渓魚達は移動していると思われます。過去の釣行日誌のデータを元に本流の何処に入るかを決めました。
朝一番は砂ヶ瀬川が本流に流れ込む大場所に入りました。砂ヶ瀬川と野上川は木曽川本流がSノ字に激しく曲がる辺りに流れ込んでおり、両河川とも合流部には淵が備わっております。遡上して来た渓魚は其処で一旦は休むと思われました。
此のポイントでは、尺物は出ませんでしたが、極太のタナビラ(木曽でのアマゴの呼称)が竿を大きく曲げてくれました。此の様な魚体を渓師は『背っ張り』と呼んでおります。
直ぐ下の野上川合流部でも太い8寸タナビラが楽しませてくれました。
朝方は少しだけ曇りだった事も幸いしたと思われます。木曽の龍神さまに感謝致しました。
河原に鬼胡桃の青い実がプックラと実っており、此の膨らみ具合と水量で遡上の見当を付けております。今回はハズレでは有りませんが、ほんの少しズレた気が致しました。
魚の処理を済ませ、眠眠打破をラッパ飲みして帰郷の準備完了です。帰り道、川見の為に一通り本流の状況を上流まで確認し、笹川の上流まで見て周りました。
鳥居トンネルに向かう道すがら、木祖村の氏神さまである諏訪神社に詣ました。此方の神社はいつ参拝しても境内は整然と清められており、氏子さま達の崇敬の心が伝わってまいります。
拝殿の梁に横たわる松ぼっくり製のオロチも時の経過と共に凄みが増してまいりました。
梁の左右に配置されている鳳凰も、造形が本当に見事です。
参拝を済ませ、塩尻方面に車を走らせました。木曽路を抜ける頃には気温がグングンと上がり、かなり暑くなってまいりました。
今日の夏至は一年で一番長く天照大神さまが我々を見守ってくれる日でも有りますので、暑さも有り難く受け入れなけらばなりませんね。
小一時間ほどで更科の地が見えてまいりました。
快気祝いの宴に備え、母と妹が来るまで実家で仮眠をとる事に致しました。風呂で汗を流し、私の部屋に行ってみると、有難い事に冷房がかけられ、私の布団も敷かれておりました。母が出かける前にやってくれたみたいです。親とは本当に有難いものです。
快気祝いは酒豪揃いの我が一族らしく盛大な宴となった次第です。