今週は更科で高校時代の同級会が有り、先週に引き続き帰郷する予定でした。同級会が行われる土曜日は、同時に同級生である友人の命日に最も近い休日なのです。
2017の3月5日午後3時10分頃、長野県松本市と岡谷市の境界にある鉢伏山の山中に県の消防防災ヘリコプターが墜落し消防隊員9人が死亡した事故です。此の9人の中に我々の同級生が居りました。高校時代は野球部に所属しており、本当にいい友人でした。彼の魂魄を鎮める為に我等同級生は毎年命日に一番近い休日を同級会の日と定めたのです。
話を釣りに戻します。千曲川に寄り道するか、木曽川に寄り道するか迷いましたが、コンビニに川虫が販売されている木曽に致しました。今日は堰堤が連続している支流に入る事を決めておりましたが、実際に川に降りてみると、解禁から間もないのに、足跡が全く無い事に少し不安を覚えたのです。
最初は此の堰堤でした。払い出しのカケアガリに餌を投入すると、いきなり強いアタリが有り、美味しそうなサイズが釣れてまいりました。此の川は平均で18cm〜22cmくらいで有り、大水の後などは稀に尺モノも出ます。
地元の方々が立木を切って頂いており、見通しがとっても良くなってました。また、所々に未だ開いて居ないフキノトウが沢山出てました。此の川のフキノトウは他では見れない程のジャンボサイズだらけなのです。蕗味噌用に10個ほど頂きました。
此の堰堤は区間で一番のポイントです。食いが悪い時はハリスを長めに取り、落口の奥へ鮎玉2号で押し込みます。此の時に落口からの水量に入れてしまうと、ビヨーンと伸びたハリスの先に餌が舞っている状態になってしまいます。魚の食いが活発な時は其れでも食いますが、寒い時期にイワナは未だ体力が無く、急流で餌は取ってくれないのです。
手書きの図で申し訳ありませんが、堰堤では下流に流れる水流だけでは無く複雑な流れが有ります。古いコンクリート堰堤下では、ほぼ間違いなく『青丸』の位置にエグれが有るのです。つまりコンクリートを打ち込んだ下限の下に有る砂礫が削られて行くのです。水温が低い時期や減水時などは、其処に潜んでいる事が多く有りす。
釣り方と致しましたら、『青丸』の位置に向く流れを目印とラインを見ながら左右の反転流を利用して送り込むのですが、一番掘れているのはメインの流れの裏となります。上手く其の流れに入ると竿先に微妙なテンションが掛かって来ますので直ぐに分かります。
今回は上手く入れる事が出来まして、4連チャンの釣果となりました。堰堤釣りの良くないところは、結果の早い盛期の瀬釣りと違い、どうしても時間が掛かってしまうところです。同級会前に実家で仮眠を取る時間が欲しく、本日は此れで納竿と致しました。
今日は母と2人なので4匹ほど有れば良かったのですが、少しオーバーしてしまいました。
さて、此処から魚の処理なのですが、此の時期は水が冷たい為に、処理にはかなり勇気が必要になります。また、川まで簡単に降りる事が出来る場所は意外と少なく、違う川の下見も兼ねて目当ての場所まで車を走らせました。
到着してみましたら、降り口には高さ3mの雪の壁が形成されておりました。カッチカチの硬い雪を踏み締めながら横を通り抜け、魚の処理を済ませた次第です。
今日の木曽は冷えました。凍える手を擦りながら、木曽路を抜けて更科迄の帰路に着いた次第です。此処から一雨降ると川の様相も一変し、渓魚達の動きも活発になると考えながら鳥居トンネルに入りました。