今週は前回からの続きとなります。不動産屋で一通りの用事を済ませてから、早速湊川神社に次女の今後の平穏を祈願する為に参拝に向かいました。
2年程前に次女が名古屋に引っ越した時も、土地の氏神さまである八幡神社に参拝し、次女の安寧を祈願致しました。また、神戸への引っ越しが決まった後も次女に御礼の参拝に向かわしております。こうする事で次女が再び名古屋の地を踏むと時には、八幡大菩薩が歓迎してくれると信じているからです。
次女の成人式の折、私は西国の松阪に転勤になったばかりでした。
少し脱線致します。此れは身内の神職から伺った話ですので、私も其のつもりで行っている事なのですが、皆さまは、昇殿参拝では無く、通常の参拝する時、一体いくらのお賽銭を入れるか迷われたりされた事がございませんか?
お賽銭箱です。Wikiより
言霊のつもりで『ご縁』と『五円』をかけたり、『充分なご縁』と『十五円』をかけたりと色々有ると思います。ところが、私は以前に此の事で叔父貴でもある神職から叱られたのです。その内容は『お賽銭という物は、神に御進物を奉る事を自分でやらない代わりに、此のお金で御進物を買って私の代わりに奉って下さいと言うものが本来の意味なのだ』でした。叔父貴に『お前はいったい五円で俺に何を買わせるつもりなのだ?』と問われて閉口してしまいました。五円や十五円を賽銭箱に入れるくらいなら、むしろ何も入れない方が良いみたいです。また、通常時に近くを通ったので氏神さまに参拝されるなどは、そのままの参拝でも良いみたいです。挨拶と祈願は微妙に違うのでしょうか、私にも分かりません。
私の場合を申し上げますと、お酒とお塩を神前に奉るつもりで、ワンカップ大関が240円、博多の塩の小袋が約240円で有り、2つ合わせると大凡500円なので、祈願を行う場合は、其の500円を下限にしております。神職のパシリ代が20円しか有りませんが、此方は是非ともお許し頂きたく思った次第なのです。殆どの場合は此の額ですが、今回の様な特別な祈願は千円としております。何故お酒かと言うと『お神酒上がらぬ神はなし』と昔から言われているからなのです。
話を元に戻します。湊川神社は其の日も多くの参拝者がおられました。
フッと瓦塀に目をやると5本の線がありました。此れは格式の高い建物にのみ許されている仕様です。
灯籠にも菊水の御紋がございます。後醍醐天皇から下賜された菊紋と流水を組み合わせた大楠公一族のみの家紋となります。
立派な神門です。私は此の神門に対して『清廉潔白』な清い印象を受けました。
真っ直ぐに伸びる石畳の参道です。多くの七五三の親子連れが参拝に来ておりました。小さい可愛い女の子がヨチヨチ歩く姿を見て、我が娘達の小さい頃を思い出させてくれた事に感謝し、軽く会釈をして横を通り過ぎました。
やがて拝殿が見えてまいりました。娘と2人で今後健やかに暮らしていける様に正成公にお祈りさせて頂きました。
ちょうど神事が執り行われておりました。タイミングの良い時に参拝出来た事にご縁を感じた次第です。
大楠公殉節地です。圧倒的な数であった尊氏軍との戦闘で楠軍は打ちのめされました。そして此の場所で七十名を超す一族が自刃されたのです。
『七生滅賊』とは七度生まれ変わっても朝敵を滅さんと誓って短刀でお互いを差し違えた正成公と御舎弟である正季卿の言葉と伝わります。
参拝を終え、タクシーで娘をホテルまで送りました。流石に娘も心細いのか、顔が寂しそうでした。私は新幹線に乗る為に新神戸駅に向かいました。車中少し心配になってまいりましたが、大楠公の御加護の元にわが娘も平穏な生活を送ってくれる事だと自らを諭した次第です。