みすゞかる 信州の釣り人

体重0.14tの釣り師ですので目立つのが悩みです。 今までは写真を撮って釣行日誌としてましたが今後はブログとして趣味の歴史探索や刀剣も含めて綴ってみます。

お盆で帰郷 年一回の渓

宮崎県で起きた地震により、多くの人が住宅の倒壊などの被害を受けました。記録的な猛暑の中ですので御身体の具合が心配です。被害者の皆様には心からお見舞い申し上げます。

また、『来たか!』と言う感じですが、南海トラフ地震臨時情報巨大地震注意の一報と、連続的に起きた神奈川県西部地震による相模トラフ(大正関東地震M7.9)地震発生の思惑により、3週間程は釣りを自粛しようと思ってます。もしもの時に家に到着せずでは親として情け無いと考えた次第です。

私は全く門外漢ですが、量子力学と言う学問では、皆が心配すると『心配の殆どは実現しない』と言われているみたいです。本当にそう願いたいモノですね。

心配事は此処迄として本題に戻ります。

今回入った渓流には蝉の抜け殻が河原の所々に有りました。土の中で幼虫として3年〜5年も過ごし、地上に這い上がると脱皮し成虫になりますが、短い個体だと1週間の命だと言われております。ミンミンうるさいですが、彼等なりに精一杯生きている証拠ですね。
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毎年の事ですが、今週はお盆の夏休みで更科へ帰省致しました。そして迎え盆の前に今年入りたいと思っていた姫川水系の小沢に向かいました。此処は学生時代に父親の車を借りて、ひたすら彷徨って探し出した小沢の一つです。当時は尺を超える立派なヤマメが多く釣れました。  

白馬は極めて不思議な地域でして、中央構造線がほぼ真ん中に有り、東は飛騨山脈に連なる古代の岩石で、東側はフォッサマグナ(巨大な割れ目)に溜まった積載物となります。今回は東側の谷でした。

この川は高い堰堤が多く、ピンポイントで釣って、再度林道に戻って上流のポイントに移動しなければなりません。釣りの出来る場所が少ない為か分かりませんが、林道沿いの農作業の方に聞いても釣り人を見た事がないと言っておりました。
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横は左右ともに蕎麦畑です。蕎麦食い人の私は秋の新蕎麦が待ち遠しく感じました。
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最初の堰堤ではいきなり尺イワナが釣れてまいりました。放流のない小沢ですので全て天然モノになります。車に帰らず移動しましたのでタオルの上で撮影致しました。姫川水系は渓石の色と同じで白っぽいイワナが多いのに、何故か此の川のイワナは黒っぽい山のイワナです。
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次の堰堤は25cmと26cmでした。熊さんが怖くてシャネルズの『ランナウェイ』を大声で歌いながらのバカ丸出しの釣りです。曲のサビの部分で竿がブレるのが我ながら情けない醜態でした。
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此の沢は姫川本流からも遡行が出来ず、余りの落差と酷いボサの為に林道から釣れる場所は3ヶ所しか有りません。いよいよ最後の滝壺でしたが、到着してみるも滝壺は跡形も無くなっており、結構早い流れの深瀬になってました。

深瀬を自作の浮き玉釣り釣方で流すとズンッと来る良いアタリが出ました。横走りされたら直ぐに木の枝の餌食です。0.8号と言う太糸の利点を活かして抜き上げました。魚は尺には満たないが太い良いヤマメでした。そして此のポイントでは骨酒用の2匹を追加致しました。渓魚好きな母親のお土産には此れで充分です。
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帰り道には白馬駅周辺に寄り道して白馬三山の山の神に御礼申し上げました。
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白馬には真夏でも溶け出さない『大雪渓』が存在しております。涼しく夏はとても過ごし易い場所です。ザ.ジャパンアルプスさんのHPより
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白馬のお土産は此れです。地酒の『大雪渓』です。信濃のお酒は『旨み』が強く、飲み飽きないので呑兵衛の私には際限なく呑んでしまう魔物でも有ります。一升買っても直ぐに呑んでしまうので、今回は750mmにしました。天然イワナの塩焼きを肴に今晩やらせて頂きます。
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