みすゞかる 信州の釣り人

体重0.14tの釣り師ですので目立つのが悩みです。 今までは写真を撮って釣行日誌としてましたが今後はブログとして趣味の歴史探索や刀剣も含めて綴ってみます。

30年目の永年勤続表彰

私の入社は平成4年の事でした。父は『お前は本社が日本橋に有る会社に勤めろ』と私に常々話しておりましたので、私は大学から東京に出て、其のまま本社が日本橋に有る会社に就職致しました。見知らぬ土地である東京が嫌いで無くなったのは結婚して家族が出来てからの事です。

もう30年も勤務しているのか〜と時の経過する速さを今更ながら感じました。今回は永年勤続表彰で会社から旅行券20万円を拝領したのです。そこで更級の母と妹夫婦と娘2人の6人で更級から一泊で行けそうな場所を探して草津温泉に決めました。家族で行く旅行は本当に久しぶりで、更級の母も大喜びでした。

始発で三重県松阪駅を出発して名古屋経由で長野市篠ノ井駅に到着し、其処に妹夫婦が迎えに来て、更級の八幡で母親を迎え、娘2人が新幹線で降り立つ上田で合流し、まずは家族で昼食を食べました。

娘が行きたがっていた上田のイタリア料理店です。地元で愛される人気店なのです。
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相変わらずボリュームがあります。
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可愛い蝸牛を西洋人は平気で食べるのですが、此の店では私も平気で食べちゃいます。
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此の店の看板商品である特大ラザニアです。
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此方は恐ろしいくらい濃厚なボンゴレです。
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食事の後は信州から群馬に抜ける鳥居峠のロングなワインディングロードを走り抜け、良いヤマメの住む吾妻川沿いに下り、草津へ抜ける路に入ります。『もっとゆっくり運転しなさい』と母親に怒られながら進んで行きました。周囲の山々は色が着いており、初秋を感じる風情でした。

山々のナナカマドはスッカリ赤く色づいております。
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東山魁夷画伯が愛した白樺林です。
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そしてやっと到着しました。此方が今晩お世話になる『湯宿 季の庭』です。実に落ち着いた雰囲気を感じました。
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妹が此の宿を選んだのは、部屋に源泉掛け流しのお風呂が付いているからとの事です。それも草津本来の熱さの源泉らしく、熱い風呂好きの私にピッタリでした。
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露天風呂の開放感は別格でした。泉質も肌に染み込むような硫黄泉です。
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宿屋に宿泊すると宴席の酒が旨すぎて飲み過ぎてしまい、料理が全部食べられないのが悔やまれました。本日も草津の地酒とやらを大分頂いてしまい、其のまま夢の中です。
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飲み助にとって宿屋の朝飯は最高です。妹と娘達からストップ宣言が出るくらい頂いてしまいました。
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最後に家族で記念写真を撮って終了です。
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帰りは白根山回りで湯田中温泉を抜けて更級へ向かいました。妹から『お父さん、会社にお礼を言っておいて』と言わました。うちの会社は独立系の金融機関でして、来年に創業100周年を迎えます。もう30年も勤務している会社です。普段は色々な思いも有りますが、お陰様で良い親孝行が出来て改めて感謝の念を抱きました。亡父の話していた『お前は本社が日本橋に有る会社に勤めろ』とは此の様な意味だったのかと運転しながら思った次第です。