みすゞかる 信州の釣り人

体重0.14tの釣り師ですので目立つのが悩みです。 今までは写真を撮って釣行日誌としてましたが今後はブログとして趣味の歴史探索や刀剣も含めて綴ってみます。

木曽川 アマゴとイワナ釣り アヤメの香り

本日の木曽は暑くも無く、寒くも無く、ずっと佇んでいたく成る様な過ごしやすい気候でした。爽やかな風が川の水面をかすめ、微かに野辺に咲く花々の香りを私の鼻腔に運んでくれておりまして居心地が良いのです。本日は釣友3人と待ち合わせての木曽釣行でした。

後で分かりましたが、淡い優しい香気の正体はアヤメでした。
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此処のところの釣行で気付いた事なのですが、東京都町田市に住んでいた昨年迄の様に娘達と暮らしておりませんので持ち帰る魚は少しで充分なのです。しかし1〜2匹を釣る為に松阪から延々と4時間も掛けて木曽に行くのも少々どういうものかと思いますので複雑でした。


肝心の釣りの方ですが、朝一番で先週より水が大分減った本流に入りました。地元の方々が草を刈ってくれております。暫く釣りましたが新子とは違う15cm程の小アマゴ達が次々と針に掛かってまいりました。恐らくシーズン後半戦には20cm以上に成って釣り人を楽しませてくれると思います。キープサイズが出ませんでしたので、少し錘を重くしたら9寸のイワナが来てくれました。しかし後が続きません!f:id:rcenci:20220605082412j:image

その後もチビが連発するので支流に場所を変えてみました。目当ての川に降り立ちましたら、余りの清々しさに暫し見惚れておりました。そうしたら急に立木に囲まれた目の前の渓に日の光が差し込み幻想的な空間に変わったのです。

タイミング良すぎて感動しました!
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此の鳥の囀りと水の音を聴きながら、まるで自分が木に成った様に自然に溶け込む感覚は渓釣りならではですね。私に釣りを教えてくれた師匠は『川に降りても自分が周りに溶け込む感じに成るまで竿を出すな』と言っておりましたが、今思えば此れが『木化け』でしょうか! 半人前の私は竿を伸ばすのも忘れて岩に腰掛けて眺めておりましたら釣る気も失せました。

私の下流には日が差し込んでいないのが不思議でした。
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貴重な光景を見せてくれた山神様に感謝です。もう何となく満足して仲間と合流し、後片付けをしてアヤメの群生地に向かいました。

アヤメ公園池です。 Wikiより
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当日はアヤメが満開で良い香りが立ち込めます。空の青と山の緑と相まって素晴らしい光景でした。
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此の池は薮原高原スキー場の入り口付近に有る溜池です。イメージ的に菅川を遡って行くと到着致します。此処から反対側に降ると笹川の支流である魚影の濃い奥峰沢が有ります。本日はアヤメ公園の東屋(壁の無い屋根だけのスペース)で釣友と楽しい昼ごはんを頂きました。

一休みして帰路着いたのですが、帰りがけに気になる沢に入ってみました。道路の上から竿を出してみたら良い形のイワナが釣れて来ました。流石は木曽川水系です、コレで満足して松阪に帰った次第です。f:id:rcenci:20220605082559j:image