3月に受けた人間ドックの結果を人事部に常駐する産業医に送ったところ『大腸内視鏡検査』を受けるように指示された封筒が社内代行便で私のところまで送られてまいりました。うちの産業医の先生は綺麗な女性の先生ですが、問答無用で就業規制を掛けてまいります。つまり就業規制が掛かると強制的に仕事の時間を制限されてしまうのです!『早く帰れるぜ〜』という感じでは全く無く、課長職より下だと生活の一部になっている残業代も貰えなく成ってしまうのです。一昨年の事ですが仕事と釣りで先生の指示を半ば無視ていたら『束ねる立場の人が其れでは困ります〜〜!』とキツイお叱りを受けた事があります。その時は先生の仰る事が余りにも尤も過ぎてグ〜の音も出ませんでした。今回も結果報告の期限が迫り、釣りに行きたい気持ちを抑えに抑えて渋々ですが12年前に同様の検査でお世話になった専門病院に向かいました。
もう2度と受けなくないと思った大腸検査を再度行う事に対しての嫌気は別として、この病院は先生は勿論ですが看護婦さんや受付の人に至るまで全ての役職員が親切な対応をしてくださる専門医です。診察を終えて検査の日取りが決まり、下剤ワンセットを両手で拝領し、病院を後に致しました。父は64才の時に大腸癌が見つかって67才でこの世を去り、大好きだった蓼科町の叔父ちゃんは膵臓癌で此の世を去り、妻は乳癌で早逝致しましたので私も不治の病に何時成っても不思議ではございません。自分なりに精一杯今迄生きたので個人的には悔いは有りません。しかし更科の母と静岡の妹の事、其れと我が娘2人の先行きを思うと心配過ぎて今は死ぬわ訳にはまいりません。また従兄弟の中でも父方と母方の両家系とも長兄が亡くなってしまったので両家系ともに従兄弟惣領である事などを思うと、皆に力に成ってやる事なく此処で無責任にサヨナラ〜では世話になった叔父と叔母に義理が立ちません!本当に嫌な検査ですが観念して受ける事に致しました。
買い物やクリーニング店通いを済ませて女2人の昼ご飯を作り、3人で食卓を囲んでから釣りの支度に入りました。真冬と違って大分荷物が減りましたが、釣り道具一式は結構な荷物量であると改めて思います。仮眠を取って夕ご飯を家族で済ました後に渓友との待ち合わせ場所に向かいました。
朝5時半に身支度を済ませて何時ものポイントに入りました。水は少し少なめですが最初から良いイワナが釣れてまいりました。
ウデが悪くバラシ連発ですが、針掛かりすると8寸くらいで結構良い引きを致します。
川の中洲に何処から流れて来たのか綺麗な花がポツンと咲いておりました。
本日も家族で食べる分だけ山の恵みを頂きました。
渓友が見事な尺イワナを釣りました。一部始終見ておりましたが、竿が満月の様に曲がってラインブレイク寸前でしたが、流石の竿捌きで無事取り込みを成功させました。この川では自己最高記録との事!
まだ時期が早く感じますが、コゴミも出ております!
帰りに早生(ワセ)の山ウドが出る場所にまいりましたらニョキっと顔を出しておりました。まだ小さくて少し気が引けますが、天ぷら一回分を取らせて頂きました。
山がやっと黄緑色になり花々も咲いて良い季節になってまいりました。本日も山の神と川の竜神様に感謝して帰路につきました。