みすゞかる 信州の釣り人

体重0.14tの釣り師ですので目立つのが悩みです。 今までは写真を撮って釣行日誌としてましたが今後はブログとして趣味の歴史探索や刀剣も含めて綴ってみます。

木曽川 イワナ アマゴ釣り 今期初

やっと今年始めての木曽川釣行の日を向かえました。現在私は家事一般を担当しており、木曽よりは距離的に近い千曲川流域の方が時間的に余裕が出来ますので春先は集中的に通っておりました。娘達にも寒い時期には免疫力が落ちない様に工夫した手料理を休日くらいは作ってあげようと考えていたからです。しかし最近だいぶ温かくなって来たので、寒い時ほど免疫力が落ちないだろうと勝手に考え、遠出を決意致しました。週末のクリーニング屋さんと一週間分の食料品買い出しは日曜日にまとめて行う事として、前もって土曜日に娘達が食べる物を作り、自分のお弁当も朝と昼の2つ作って出発致しました。

先週末に家の牡丹が咲きました!
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昨年の木曽は9月の本流釣りが非常に厳しい環境でした。昨年7月初旬の出水の影響が本年も気になりますが、温かく成ったので本流の瀬に綺麗な魚が少しでも出ている事を期待して車を走らせました。同時に神気溢れる氏神様への参拝も昨年の御礼の気持ちも込めて行いたいと考えておりました。

温かく成ったと言っても季節は春なので0.4号のライン張ってスタートです。昨夜から雨模様ですが気温は千曲川流域と比べて格段に温かく感じます。入ったのは得意の吉田洞門横の本流です。ひと流し...ふた流し...三...四...ん?....ポイント毎に筋を変えて探りますが良い水量なのにアタリがまいりません。きっと水温がまだ低くて速い流れでは餌が上手く取れないと感じました。其処でポイントに対して立ち位置を上に取り、重い錘で止めてみたら早速ズシっと重いアタリが出ました。結構な引きで弱気な0.4号にしたのを後悔致しました! 下ったり上ったりした動きについて行くためにバランスを崩して何度もコケそうに成りましたが、何とか大物イワナを取り込みました。残念な事に携帯を車に置きわすれて単独の写真は撮れませんでした。イワナではなく私が暴れすぎてアタリが遠のきました。雨足が強くなってきたのと、先程のひと暴れで水を浴びてびしょ濡れ成り、2匹だけ追加してメゲてしまいました。しかし木曽初日で大物を釣らせて頂いた事を木曽川竜神様に心から感謝した次第です。
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この子は帰ったらフリッターで頂きます!塩胡椒とレモン汁で頂くと絶品でビールが進みます。アラは軽く炙ってお味噌汁に入れ、お豆腐と万能ネギで頂くと朝ご飯にピッタリです。
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晴れていたら綺麗だったと思います。
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着替えと魚の処理を済ませて昨年お世話になった神気溢れる氏神の南宮神社様に向かいました。
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駐車場に朱色の玉垣が出来てました。
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手水を使います。神紋が足利家と同じニ引両(ふたっぴきりょう)紋です。
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国歌にもある『さざれ石』には〆縄が張られておりました。
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拝殿に行くには小川が流れて、架けられている石の太鼓橋を渡ります。太鼓橋は神社によくございますが、人間が住む場所と神々が住まう場所の境界の意味があると叔父から聞きました。
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『旭の滝』は昨年と変わらず神々しい御姿です。
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砥草(トクサ)です。
f:id:rcenci:20210418054034j:plain木曽には多く自生しておりますが、千曲川流域では滅多に見れません。お付き合い有る弓矢の矢を作る職人さんが、コレが無いと最後の仕上げが出来ないと言っておりました。表面がザラザラしておりまして硬い木の表面を磨くことが出来るのです。現在で言うサンドペーパーの役割をする植物です。

神様には昨年の御礼と今シーズンの安全を祈念致しました。雨の中での参拝は空気が凛として常の雰囲気と違い神々しく感じました。参拝も済ませたので、権兵衛峠付近の駐車スペースで渓友と車を並べて食事をとりました。その後は2時間ほど車内で仮眠を取り、お目々バッチリで帰路に着きました。