みすゞかる 信州の釣り人

体重0.14tの釣り師ですので目立つのが悩みです。 今までは写真を撮って釣行日誌としてましたが今後はブログとして趣味の歴史探索や刀剣も含めて綴ってみます。

竿納めの釣り

今年の釣りは最初は何時も通りでしたが、緊急事態宣言下で県をまたぐ釣行の自粛や長梅雨で川が氾濫するなど本当に色んな事が起こりました。一方で渓友達はみな怪我もなく事故もなく無事シーズンを終える事が出来ました。改めて山河を司る神々に感謝と畏敬の念を抱かずにはいられません。

最後の釣りは木曽川を選び、何時もお世話になっている宿に渓友と宿泊する事に致しました。今年は充分良い釣果に恵まれましたが、出来れば最後に綺麗なイワナとアマゴに会えたら幸いと言う思いでした。
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最初に入ったのは王滝川水系の支流です。金曜日の雨で水嵩が増して良い感じです。早速仕掛けを張り、細いミミズを房掛けして流してみました。小さく押さえ込む良いアタリが3投目で出ましたので合わせると結構な引きでワイルドなアマゴがタモに入りました。もうコレで正直充分です!
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泣き尺です
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続けて25cm強の背っ張りが来てくれました。木曽川竜神様に感謝致しました。後はイワナに遊んで貰い自己設定引数に到達致しましたので終了と致しました。
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毎年アケビが出る場所に行ってみましたら今年もたわわに実っており少しだけ頂きました。実は自然の甘さで勿論美味しいのですが、紫色の皮は味噌油炒めで頂くと最高です。
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秋の木曽の山は色とりどりで本当に美しく座り込んで眺めておりました。アカフサスグリの実が沢山自生しておりましたが、地元の方がこんな山奥に植えたものでしょうか?甘酸っぱい実は果実酒にしてもジャムにしても美味しいです。
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田んぼの黄金色の稲は刈り取りが済んだところとそうでないところとございましたが、黄金色の田んぼは何とも山の緑と相まって綺麗です。
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夕マズメは支流に入り秋のイワナ釣りを楽しませて貰いました。
渓友と私の2人分の釣果です。
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夕飯を瓶ビールと中乗りさんを燗酒で頂きすっかり酔いが廻り布団に入ると屋根を叩く大きな雨音がしてまいりました。コレは明日の朝の釣りは遡上物が期待出来ると渓友と話して眠りに落ちました。
翌朝4時過ぎには目が覚めて私は支流の上流部、渓友は雨後の遡上物が狙える場所に入りました。私は家族分の魚は充分に釣れましたのでビクを持たないでポイントに入りました。しかし初っ端から見事なヤマトイワナの尺物が釣れました。シーズン最終日は全て逃す予定でしたので人間の手の体温で魚が火傷しない様に針を外してお帰り頂きました。宿に渓友が帰って来ましたら何やら高揚している様子!成果を聞くと大物が釣れたとの事!見せて貰ったら本当に見事な秋の木曽アマゴを釣っておりました。37cmの婚姻色が出た鼻曲がりの雄アマゴです!人生の先輩ですが私の御弟子さんでもあります。写真を撮って互いに喜び合いました。釣れない時も釣れる時も苦楽を共にした渓友のトロフィーは無常の喜びですね!釣りに対して真摯な取り組みが良い結果を出したのだと考えます。
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帰りに南宮神社に寄って本年渓友全てが無事にシーズンを終えた事に対して御礼の意味で参拝致しました。
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