竹の切り株から整形した胴と桐材の蓋にカシュー系の漆を薄く塗り込み、乾燥させる事の繰り返しを4回行った物です。完全に乾燥しないと塗り重ねが出来ない事と色斑防止の意味で薄くしたものを塗り重ねるのです。段々と色が良くなってまいりました。あと3回程塗り重ねるともっと深い色合いになります。内側は虫が目立つ様に朱色にしております。朱色は元々降魔の色で神社など鳥居などに使われており、有名なのは海の青とのコントラストが綺麗な厳島神社ですね。山間の川にも魔は潜みますので朱を使っております。因みに此の二つの餌箱は釣友が縦ニ連で首に下げて使用する予定の物です。川虫とミミズなと結構二種類の餌を使う事が有りますが、ダブルハンドで長竿を構える時に、横に2つ大きな餌箱があると結構邪魔なんです。スリムな方ですと腰に餌箱を付けても問題有りませんが、私などは腹圧?で蓋が開かなくなります。
過去に掲載した写真ですが順に載せてみます。
一回塗った状態です
胴と蓋の形成が終わった物です
竹の一節残しを切り出してノミで肉を落としてサンドペーパーで仕上げている途中の物です
友人より竹の節を送って貰い、広げた時の画像です