尊い命を失った方々のご冥福を心からお祈りすると共に被災者の皆様のご健康回復と一日も早い復興をお祈り致します。こうしている間も愛する郷里の皆様や他県の被災者の皆様が避難所で不自由な生活をおくる環境の中、心配な時間を過ごしていると思うと胸が痛みます。
10月11日から12日の台風19号は全く前代未聞の威力で関東甲信越から北陸を襲いました。 八王子に近い町田市に住んでる私も会社から戻ってから犬小屋など家の周りの物を全て玄関に仕舞いました。娘2人に着替えと大事なものを纏めて1つのバックに入れてリビングのテーブルの上に置くように指示して、ご飯を沢山炊いてオニギリを大量に作りました。お水とトイレットペーパーも押し込んで準備致しました。雨と風の中で外に何となく違和感を感じカッパを着て出てみると家の前の道路に泥と石ころが流れてました。なんだ?と思って家の前の坂を登ってみると家の上で土砂崩れが起きてました。
夜中の崩落でした。
コレはエライ事だと娘2人を起こして直ぐに車に乗れる様にしておく事を指示致しました。外に消防の方が土砂を片づけておりましたので、話を聞いてみますと、水道管が壊れて土砂を巻き込んで大量の水が流れたが、今は水道管を止めたので雨の降る量しか流れてないとの事。その後雨足と狂風が継続してましたが、大きなサイレンの音がしたので再度外に出てみると上の現場が大きく崩落したと消防の方から伺いました。重機が上で動いているのは分かりましたが、現場がどうなったかは分かりません。雨と風が止んだので少し安心してソファーでうたた寝をして気が付いたら朝方でした。気になって行ってみると公民館上に通る道路がガードレール毎崩落しておりました。余りの出来事に唖然としておりましたが、作業を続けていた方々が泥だらけで必死の作業をしていおりましたので寝てしまった私が恥ずかしくなりました。地域の災害をこれ以上広げない為に頑張って頂いた皆様に心から御礼申し上げました。
左側は水楢や小楢があり大丈夫でした。
木の生えてない場所は無残な結果です。
私が産湯をつかった千曲川でも堤防が穂保地区で決壊し、濁流が住宅街に流れ込んでる映像がテレビで見ました。腸が口から出そうなくらい辛い映像です。穂保と言えば有名なアップルラインという通りがありますが、左右は林檎畑が存在し、千曲川は其の横の辺りです。どうか高い場所に逃れ無事であって欲しいと心から願いました。10月第1週に旅行に行った松城地域も冠水したとの事です。地域の皆様の心痛が伝わり、大自然に対して人間の無力を思い知らされております。だから往古の人々は大自然を神として崇めて来たのです。
画像にある白い建物は松城ロイヤルホテルです。
私達渓流釣り師は他の人々より自然を理解している事が多いので、何か出来る事はないか?と自問自答しております。今後は急速に進む温暖化で今回よりも壊滅的な自然災害が来ると思います。今後は普段からの防災意識が必要不可欠ですね。