みすゞかる 信州の釣り人

体重0.14tの釣り師ですので目立つのが悩みです。 今までは写真を撮って釣行日誌としてましたが今後はブログとして趣味の歴史探索や刀剣も含めて綴ってみます。

四度連続 千曲川 イワナ釣り

9月は三連休が二回有りましたので、アレコレ遠征を考えていたのですが諸般の事情で無理な事と成りました。日帰りでの釣行と考えると、やはり産湯をつかった千曲川にお世話になるのが一番得策と感じ今回も千曲川への釣行と成りました。黄金色の稲穂がお辞儀した田んぼに赤トンボが舞っており季節はすっかり秋です。『暑さ寒さも彼岸まで』と言われてますが、かつて彼岸に汲み上げる井戸水には霊力が有ると言われていたと以前釣行先で立ち寄った曹洞宗の古刹に於いて、住職に聞いた事がございます。そうなると全ての河川は元が清水なので、其処に泳ぐイワナにも霊力が宿るという意味ですね。今回はより強い霊力を求めて少し支流の上流に狙いを定めました(ごめんなさい、全くの自説ですので気にしないで下さい)。

大石川の入り慣れた場所から入渓し、釣り遡る事と致しました。少し進むと何時も良いヤマメの釣れる瀬の瀬肩にユラユラと泳ぐ尺クラスのイワナが目に入りました。見える魚は釣れ難いので、一流しか二流しで直ぐに諦めれば良いものを、アレやコレやで長時間攻めてしまいました。この時期特有ですが、全く見向きも致しません! 手の内を全て出し尽くした私は素直に降参致しました。そして対岸に行く為に其の瀬をザバザバ横切りました。イワナは一度は雲隠れで無くて石隠れ致しましたが、瀬を渡り切って上流に向かいながら、未練垂らしく振り向いてみると再び元の位置でユラユラしておりました。流石百戦錬磨の大石川のイワナです。情け無い事に集中力が途切れ、その後は食べ頃サイズが3匹のみで大石川を退渓致しました。

f:id:rcenci:20190922054321j:plain

霧雨も降っておりますし、睡眠不足で眠さも伴い、温泉でも浸かってスタコラ帰ろうと思いましたが、どうも消化不良です。会の先輩も第2ラウンドに同意頂き、此の川に入りました。

f:id:rcenci:20190922054506j:plain

早速入渓です! 写真から200m程進んだ場所に有る深瀬に何時も良型が着いておりますので其処に向かいました。昔の事ですが大猪とご対面し睨み合いをした川なので山刀を腰に指して釣り遡りました。トラックの板バネから削り出した厚重で刀身一尺二寸の業物です。予定のポイントよりだいぶ下流ですが、深い落ち込みとカケアガリを伴った適度なフトコロを有した場所が有りましたので探ってみました。小さいけど力強いアタリでお目当てのサイズが出てくれました。

f:id:rcenci:20190922054441j:plain

下流部に入った先輩も婚姻色の出た立派な尺ヤマメを釣り上げました。お見事です!

f:id:rcenci:20190922054524j:plain



それにしても今年は尺モノが数多く出てくれました。因みに昨年は3匹のみですので今年は自分でも驚いております。技術も道具選びも全く進化していないので、場所の読みが当たったのですね。頭の中で閃きを頂いた水神様と龍神様に心から感謝です。次回は最終釣行で竿納めです。

f:id:rcenci:20190922054540j:plain